茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開催されている、国内男子メジャー初戦「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」の3日目。6バーディ・1ボギーでまわりトータル9アンダーとした池田勇太が単独首位に立った。1打差の2位タイにはデビッド・スメイル(ニュージーランド)とI・J・ジャン(韓国)。前日4位タイに浮上した鈴木亨は、4バーディ・4ボギーでスコアは伸ばせなかったが、逆転可能な3打差6位の位置につけている。
遼、快進撃一転…4ホール連続でスコアを落とし40位タイ
2番のパー5で3打目をしっかり寄せて、バーディを奪った池田。3番では6メートル、7番でも10メートルと難しいラインを読みきってバーディを奪う。9番でもピン横3メートルにつけたチャンスをものにし前半で4つスコアを伸ばした池田は、初日からの勢いそのまま後半に入った。
13番までは我慢のゴルフが続いたが、14番で4メートルにつけてこの日5つ目のバーディ。距離のある15番パー5は、2オンこそならなかったがアプローチが冴え、トータル10アンダーとした。「10アンダーとしたのはわかったが、別に気にしなかった」池田だったが、言葉とは裏腹に18番ではティショットをラフに入れてしまい、2打目は出すだけ。3打目を3.5メートルにつけるも打ち切れずボギー。トータル9アンダーでホールアウトした。
「初日からすごくパットが良くて、それが今日まで続いている」とコメントした池田。「でも初日が100点なら今日は70点かな」と少々厳しい点数だったが、初優勝には近づいた。「僕は調子が毎日変わるほう。今週に関しては3日目まで良かったけど、明日どうなるかわからない。崩れるかも」と冗談交じりに話したが「精神的にラクなのは追う方。でも逃げるのも面白いですよ」と自信とも読み取れる言葉も出てきた。