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【注目選手スイング解説】FWキープ率上位の片岡大育は再現性の高い“小回り型”

【注目選手スイング解説】FWキープ率上位の片岡大育は再現性の高い“小回り型”

配信日時:2017年12月29日 14時24分

片岡大育の曲がらないドライバーショットの秘訣は?
片岡大育の曲がらないドライバーショットの秘訣は? (撮影:鈴木祥)
今季、国内男子ツアーで活躍した選手たち10人のスイングをプロコーチの鶴見功樹氏が解説。第9回は今季9月の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」でツアー3勝目を挙げた片岡大育。15年の初優勝から3年連続で勝ち星を挙げている片岡、フェアウェイキープ率が4位と安定感のあるショットが魅力のスイングを分析した。

片岡の正面&後方からのスイング連続写真

「片岡選手は曲がらないショットが持ち味の選手ですね。背骨を中心に1つの軸で小さくクルンと回る選手。力感を感じないですし、バランスよくその場で振っていますね。基本的なクラブの使い方、バックスイングを上げて行く方向などもとても基本に忠実です。インパクトでは右ワキもしっかりしまっていて、シャフトもほぼアドレスの位置に戻ってきている。ダウンスイングでの上体の起き上がりも少ない。いいスイングだと思います」(鶴見)。小さいスイングアークのため飛距離は出しにくいが、安定感のあるスイングは“通好み”だ。

「片岡選手は手元をなるべく体に近くして振っていくことで、回転スピードを上げ再現性を高めようとしています。アマチュアでボールのバラつきに悩む方は、この点を参考にするといいのでは。片岡選手のように振ると両ワキを締めて振りやすいので、スイングが安定してくると思います。腰の使い方や、インパクトの時の左ヒザの伸ばしも、とても基本に忠実。理にかなった自然なスイングといえます」(鶴見)。アマチュアも参考にできる点が多数。安定感のあるスイングを目指すゴルファーの教科書と言えそうだ。

解説・鶴見功樹(つるみこうき)/1966年4月18日生まれ。東京都出身。99年に英国PGAメンバーに。02年に日本人初の英国PGAクォリファイプロフェッショナルを取得。04年より大山志保と師弟関係を結び、06年には賞金女王に育て上げる。今日までに指導した生徒数は10,000人を超え、現在も日本におけるただ一人の英国PGAプロフェッショナル。東京都港区三田でインドアゴルフスクール「鶴見功樹ゴルフアカデミー」を主宰している。

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