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H・W・リューの勢い止められず… 高山忠洋は悔しさいっぱい

H・W・リューの勢い止められず… 高山忠洋は悔しさいっぱい

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2017年9月9日 18時56分

悔しい敗戦となった高山忠洋
悔しい敗戦となった高山忠洋 (撮影:佐々木啓)
<ISPSハンダマッチプレー選手権 準決勝・5位タイ決定戦◇9日◇浜野ゴルフクラブ(7,217ヤード・パー72)>

「ISPSハンダマッチプレー選手権」の準決勝第1試合。6年ぶりとなる勝利のため決勝進出に挑んだ高山忠洋は、エキストラホール2ホール目、通算20ホールに及ぶ激闘の末、前週優勝のH・W・リュー(韓国)に惜しくも1ダウンで敗れた。

“勢い”VS“経験” 勝つのはどっちだ!?

決勝戦に残ることだけを考えて戦ってきただけに、敗れた後は悔しい気持ちで一杯となった。前日は腰痛に苦しんだが、ラウンド後にしっかりとケアしたことで、この日は不安なくクラブを振ることができた。20ホール戦って8アンダーで回ったことがそれを証明している。

しかし、その高山を上回る9アンダーで回っていたのがリューだった。10番ホールで高山がオールスクエアに戻したあとは、互いにアップとダウンを繰り返すシーソーゲームを繰り広げる。その激戦で勝負のポイントは2回あった。1つ目が18番パー4だ。リューが約10メートルのバーディパットを先に沈めると、高山が執念で約4メートルのバーディパットを入れ返す。ここで外していたら敗戦が決まっていただけに、珍しく派手なガッツポーズを見せた。

2つ目のポイントは勝負が決まったエキストラ2ホール目の17番パー4だ。またしてもリューが8メートルのバーディパットを先にねじ込んできた。

「リュー選手とは日韓戦で戦ったことがあって、そのときも長いパットを入れてきました。韓国選手に共通しますが、追い詰められると外すのを覚悟で長いパットを入れにくるんです。それがまた入るんですよね」。18番のパットにしても、このホールにしてもそれが頭の中にあったから驚きはしなかった。しかし、高山の心が揺さぶられたことは間違いない。2・5メートルのバーディパットを何としてでもねじ込みたかったが、ラインをわずかに読み違え、カップの右に外してしまった。
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