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【どこよりも早いスイング解説】鍋谷太一のオーソドックス&ダイナミックスイング

【どこよりも早いスイング解説】鍋谷太一のオーソドックス&ダイナミックスイング

配信日時:2017年4月17日 17時42分

注目若手の一人鍋谷太一
注目若手の一人鍋谷太一 (撮影:佐々木啓)
2017年の男子ツアーが国内で本格開幕を迎えた。今シーズン注目選手のスイングをツアー通算2勝の谷口拓也が解説する。ファイナルQTで13位に入り、今季前半戦の出場権を獲得した鍋谷太一。17歳でプロ転向し、ティーチングプロの父・忠治さんと二人三脚で戦ってきた。かなり若い時分からプロとして戦ってきた鍋谷はどんな振りをしているのだろうか。

アマチュアも真似するポイント満載 鍋谷太一のスイング連続写真分析

「彼がまだアマチュアだった16歳の時にフジサンケイクラシックで一緒に回ったことがあります。その後プロ転向して、早いうちからツアーで戦いながら力をつけて来た選手です(谷口)」

「アドレスは今の若手の特徴でもありますが、実に自然体。アマチュアの方に参考にしていただきたいのはグリップ。左手のグリップは正面から見てこぶしが2つ見え、右手の親指と人差し指でできるV字は右肩と右耳の中間。実にオーソドックスな握り方です。バックスイングでは少し右に体重を乗せながら大きく上げていき、スッと早い段階で下半身から切り返していく。ダウンではそこまで体に引きつけずに下ろして、リストターンを多めに使いインパクト前後では少し伸び上がるような動きを入れてヘッドを走らせています。左肩もよく回転できていて、フィニッシュで左足にしっかり体重が乗っています。クラブヘッドが飛球線に向かっているのは、若手らしいダイナミックなスイングですね」。

スイングやグリップは実にオーソドックス、それでいて若手らしい躍動感のあるスイングだ。「明るいキャラクターで、気持ちが入っていけばアグレッシブに攻めていく強気のプレーも魅力。その点にも注目して欲しいですね」。17歳当時はツアーで派手なガッツポーズをみせてくれた。こういう選手が上に来ればギャラリーも盛り上がるはずだ。

【解説】
谷口拓也/たにぐちたくや 1979年9月17日、徳島県生まれ。03年にプロ入りし、いきなり初シードを獲得。出場32戦目の04年の「アイフルカップ」でツアー初優勝、08年の「サン・クロレラ クラシック」では東北福祉大学の先輩・谷原秀人に競り勝ち2勝目を上げた。
ギアにも造詣が深く、17年からはグローバルゴルフメディアグループの専属解説員に就任。

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