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石川遼が選んだ米下部ツアーへの挑戦 「無理だとは思っていない」 

千葉県内で行われた所属事務所のイベントに出席した石川遼は、来季から米下部ツアーのコーンフェリーツアーに参戦することを改めて明言した。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2025年12月19日 09時00分

石川遼が米下部ツアーへの挑戦をあらためて明言した
石川遼が米下部ツアーへの挑戦をあらためて明言した (撮影:ALBA)

千葉県内で行われた所属事務所のイベントに出席した石川遼は、来季から米下部ツアーのコーンフェリーツアーに参戦することを改めて明言した。

【連続写真】黒い竹ぼうきをブンブン振る石川遼

14日まで行われたQスクール(最終予選会)に出場し、トータル5アンダーの34位タイで戦いを終えた。PGAツアーカード(上位5人)の獲得はならなかったものの、米下部コーン・フェリーツアーの出場権を手にした。

同予選会後のインタビューでは「PGAツアーを目指して切磋琢磨している選手たちがいる世界で、自分がどれだけやれるのか。上に行きたいという気持ちしかありません。時間はあまりないですが、しっかり練習して準備していきたいです」と話していた。

集まった関係者の前では、来年1月11日からバハマで行われる開幕戦に出場する意向を改めて示し、「1カ月後に試合があるというのは、ワクワクしかない」と新たな挑戦を心待ちにしている様子を見せた。

また、2013年から米ツアーへ参戦した当時の記憶も回想。「その時は、まだまだ“勢い”だった。すごく追い込まれた状況になって日本へ帰ってきた印象がある」と振り返った。

トントン拍子で勝利を重ね、順調に国内でのキャリアを積み、13年に米ツアーへ本格参戦。しかし、足を踏み入れた異国の主戦場には想像以上に高い壁が立ちはだかり、米ツアーに5年間参戦したものの優勝には届かず、18年に主戦場を国内へ戻した。

それでも「アメリカでやりたい」という思いを持ち続け、昨年は日本ツアーで節目となる通算20勝を達成するなど勝利を重ねてきた。「これ以上、無理だとは思っていない」。米ツアーの切符はつかめなかったが、下部ツアーという未知の舞台で戦う道を選んだ。

「正直、まだまだ厳しいと思う」。予選会とはいえ、改めて海外選手のレベルの高さを痛感した。地に足をつけながら、開幕まで限られた時間の中で最大限の準備を進めていく構えだ。

昨年は平田憲聖が下部ツアーから、ポイントランキング上位20位以内に与えられる来季PGAツアーの出場権を獲得した。石川も“平田ルート”を意識する一人だ。「憲聖が頑張りを見せてくれた。後を追っていけるように頑張りたい」と力を込める。

現状ではシーズン10戦目までの出場権を持ち、後半戦へ進むにはリシャッフル(出場優先順位の入れ替え)を突破する必要がある。「中途半端な形では絶対に通用しない」。米ツアーで再び戦うべく、覚悟を持って再び海を渡る。(文・齊藤啓介)

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