結果論ですが、稲森は15番で流れを変えるためにドライバーを振りぬいて、最良の結果を追い求めるべきでした。“250ヤード先の看板に当てられる”と発言するくらい自信を持っているだけに貫いて欲しかったですね。ですが、正確な判断ができなくなるのが優勝争い。どんなに優勝争いの経験が豊富な選手でも、キャディの側から“選手心理を慮ってドライバーを持たせてくれた”ことで流れが変わることがあります。トーナメントを観戦する方には、優勝争いへ向かう流れを作るのはそれほど難しいことだとわかってもらえればと思います(田島)」
【解説・田島創志/1976年9月25日生まれ。ツアー通算1勝。2000年にプロ転向し、03年『久光製薬KBCオーガスタ』で初日から首位を守り、完全優勝。青木功JGTO(日本ゴルフツアー機構)体制では、トーナメント管理委員会 コースセッティング・アドバイザーを務める。】