オナーの池田はピンハイを狙って、見事約2.5mのバーディチャンス。「上がり3ホールはバーディを獲ると決めていた。先に打った勇太があの状況でもピンを狙ってくるので、自分も負けじと。左に落としたらボギーも覚悟しましたが、フォローの風が強く“そこまで曲がらないな”と思ったので。良いショットが打てましたね」と試合後に振り返った谷原も、4番アイアンで振りぬいたショットを1.5mのチャンスにつけるスーパーショット。
一方百戦錬磨の二人とは対照的に稲森はグリーンセンター右寄りに着弾。安全と思われる位置を狙ったように思えたが、この3者の選択と結果が“優勝経験者と未経験者の差”を大きくあらわしているという。
■ ホールロケーションの意図を本能的に感じられるか、否か…。
「あの選択は重要なポイントでした。16番のピン位置は左のラフに外してもアプローチで寄せられる可能性が高かったのです。窪みの傾斜を利用して止めることができるので、バンカーに入っても問題なかったと思います。
優勝争いの演出的にも、ピンハイを狙わせた上で“ピンそばに寄せたらスーパーショット”、ラフやバンカーに外してギャラリーからため息が漏れたとしても“見事なリカバリーでパーセーブでギャラリーにプロの凄さを伝えられる”という意図がありました。逆にセンターより右サイドに置きにいった場合は“必死の2パット”にさせたかった。