だが、平塚が置かれた状況は決して簡単なものではない。残すシーズンで5試合の出場は約束されているが、まずそこで昨年のシードラインである深堀圭一郎の11,014,957円(2014年ランク78位)を超えて今季の6試合目以降の出場資格(※)を得るのが第一関門。ただ、推薦などもらえる見込みはあるが、出場資格が絞られるビッグトーナメントへの出場は流動的だ。その中、残す試合で今季のシード権獲得ラインまで賞金ランクを上げなければ、来季はシード権を失うこととなる。
それでも、平塚に悲観した様子はない。「当面の目標は肘壊さないように。それで、残り試合でシードを獲る。それかこれで勝ったら全部出られるし、そういうのも考えて締めていきたい」。今大会が復活の第一歩目だ。
※(21)トーナメント規程第31条に規定する特別保障制度の適用を受けた者