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リオ五輪は約1年後。強化に関してヘッドコーチがタクトを振るう時間は限られているが、強化委員会が丸山に託す主な役目は「選手が気持ちよく戦える体制を整えること」。
具体的な動きは、必要選手個々のコーチと連携をとって選手の状態を把握し、協力して五輪までの調子を整えていく“コーチに対するコーチ”。「そういう役割ができるのが彼。海外での実績、選手の人脈も大きい」と、日本チームの現状を把握しつつ、他国との情報戦を制するに適任であるということが選考理由だという。
今後丸山を中心に戦うリオ五輪の目標設定は「メダルを獲るということで確認をした」と倉本。「すべての団体が一致団結してメダルを獲ることで、リオの先にある東京へ向けての起爆剤になる。(五輪に関わる競技団体としては)我々は新参者。メダルを獲ることで競技団体としても地位を高めることになる」と5年後の2020年東京五輪も見据えて、結果を求めていく。
男女とも包括的に見ることになる丸山ヘッドコーチのサポート役は年内までに選定される見通しだという。