その成果は少しずつだがしっかりと表れている。この日543ヤードの1番パー5ではティショットを約340ヤードを飛ばし、セカンドで握ったのは8番アイアン。「このコースはフェアウェイが狭くて飛ばし屋に不利と言われていたけど、それは300ヤードくらいの話で340ヤードくらい飛ばせば広いところも結構あった」。日本の規格におさまらない飛距離をしっかりと刻み込んだ。
ホールアウト後は何人ものファンにサインを求められるなど、その人気は健在だ。「飛ばしは、もう日本で一番を目指すんじゃなくて、日本で一番は当たり前。ぶっちぎりに飛ばして、目指すはもうバッバ・ワトソンですよ。ダスティン・ジョンソンですよ。ビンビンに振って、張り合いたい」。そんな言葉も決して夢物語には聞こえない。粗削りだけど、今の男子ツアーにはこんな男が必要だ。