2番から圧巻の6連続バーディ。2012年大会チャンピオンの藤田寛之がこの日ベストスコアタイとなる“63”を叩きだしてトータル11アンダーフィニッシュ。9つ伸ばす猛スパートで2打差の7位タイにムーブアップを果たした。
藤田寛之の3日目のプレーをフォトギャラリーで振り返る!
INスタートの第1組。いわゆる“裏街道”からの鮮やかなチャージだ。14番で1.5メートルにつけてバーディを先行させると、続く15番もバーディ。そして、17番パー5ではアプローチをミスして6メートルのパットを残すも、これをねじ込んだ。「17番で入ったのが一つのポイントだった」。
ハーフターン直後の1番はこの日唯一とも言えるティショットのミスでボギーを叩くも、2番では6メートルを沈めて取り返すと、3番、4番、5番、6番…「入りだしたら止まらない。かっぱえびせんパットですね」とニンマリ。こうなるとやめられない止まらない。7番ではセカンドをグリーン奥に外すも、20ヤード近いアプローチを直接放り込んで6連続バーディとした。
石川遼と回った初日、2日目はショット、パット共にバラバラで足踏みを続けたが、突如噛みあった歯車。その要因はパッティングの復調だ。今大会前は左に引っ掛けるミスが目立ち、「アプリで映像を撮って確認するとフォローでフェースが閉じていた」とその修正に取り組んでいる真っ最中だった。