全英オープンの出場権についても「自分がいいとこいかないとダメだし、(現在4位だから)自分だけでどうなるもんでもないから、あんまり気にしていないよ」と同じくトーンは低め。さらにコースについては「これだけ距離が長いときついよ」と白旗だが、弱気な発言でのらりくらりと質問を交わす老獪なリズムは優勝した「日本プロゴルフ選手権」の時と同じ。ベテランらしいミスを最小限に抑えるマネジメントで出場権獲得を目指す。
もちろんその他の選手にもチャンスは残されている。今大会の優勝賞金は国内男子ツアートップクラスの3,000万円。現在同1位の小田の獲得賞金が4,079万円、2位の宮里が3,537万円となっている。そのため現時点で賞金を538万円以上獲得している選手に出場権を手にする可能性はある。そんな熾烈な出場権争いからも目が離せない。