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石川遼が尾崎将司氏を追悼 胸に刻まれたジャンボの教え「もっと深く悩め」

プロ通算113勝のジャンボこと尾崎将司氏が78歳で逝去。小平智が追悼した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月25日 08時59分

2019年中日クラウンズでは尾崎将司氏、当時アマチュアの金谷拓実と同組でプレーした
2019年中日クラウンズでは尾崎将司氏、当時アマチュアの金谷拓実と同組でプレーした (撮影:村上航)

プロ通算113勝を誇る男子プロゴルファー、尾崎将司(本名・尾崎正司)氏の訃報を受け、石川遼も追悼コメントを寄せた。

【写真】貴重! ジャンボ尾崎氏と松山英樹の競演

石川遼の追悼コメント
「尾崎将司さんのご逝去を悼み、⼼よりご冥福をお祈り申し上げます。 

ジャンボさんには数えきれないほど多くのことを教えていただきました。 

冬の間、何度もジャンボさんの練習場にお邪魔しトレーニングをさせていただいた⽇々は、今も鮮明に⼼に残っています。

ゴルフの練習に⼊る前、まず⾝体の使い⽅を覚えるために、野球のピッチングの練習を⼀週間みっちりと教えてくださいました。

『いつゴルフボールを打てるのだろうか』と思いながらも、その全てがゴルフに繋がっていることを後になって深く理解しました。 

アイアンの練習では、同じトップの位置からダウンスイングだけでドローとフェードを打ち分ける練習を教えていただき、 私がトップに上げた瞬間にジャンボさんが『フェード』『ドロー』と指⽰を出し、 その場で打ち分けるという緊張感のあるトレーニングの⽇々を15年以上が経った今でも昨⽇のことのように覚えています。

また、私がなかなか良い成績を出せずに悩んでいる時には『いいぞいいぞ、もっと悩め。もっと深く悩め』と声をかけていただきました。

それはきっとジャンボさん⾃⾝が苦労された時に重ねて、⾃分で考えて⾃分で殻を破ることが本質的に⼈間を強くするんだというメッセージだと受け取っています。

ジャンボさんから教わったこと、背中で⽰してくださったことは、今も私のゴルフの根幹として⽣き続けています。

⼼からの感謝と敬意を込めて、安らかなご永眠をお祈り致します。」

ツアー制度施行元年の1973年、尾崎氏は26歳で初代賞金王に輝いた。そこから36年後の2009年、石川が18歳で賞金王となり、大幅に最年少記録を更新した。2007年の「マンシングウェアオープンKSBカップ」でツアー初優勝を挙げ、“ハニカミ王子”として連日メディアを賑わせていた頃から尾崎氏と親交を深めており、数々の思い出とともに哀悼の意を表した。

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