怪物がルーキーイヤーでの賞金王、そして年間最多勝利タイの記録に王手をかけた。
松山英樹の1打速報で3日目を振り返る!
高知県のKochi黒潮CCで開催中の「カシオワールドオープン」3日目。首位タイから出た松山英樹はこの日5バーディ・1ボギーの“68”でラウンド。スコアを4つ伸ばしトータル10アンダーで単独首位に浮上した。
松山は出だしの1番、2番と連続バーディを奪取。同じく首位タイから出た小田孔明も連続バーディと序盤から熱戦が展開される。松山は6番で3パットのボギー、小田がバーディで一時は2打差をつけられるが「まだ3日目。2打差ついてもバーディボギーでまた追いつけるし、全然その差を考えなかった」とまったく意に介さずプレーを続ける。8番パー3ではティショットをグリーン右の切り立ったバンカーに入れてしまうが、2打目をベタピンにつけパーをセーブ。そして9番では2打目を1メートルつけバーディを奪い、小田を捉えて後半へ。
10番パー5でバーディを先行させると、12番でもセカンドショットを1.5メートルにつけてさらにスコアを伸ばしていく。その後は左手の違和感が原因なのかティショットがブレてしまいスコアを伸ばせなかったが、終わってみれば小田と池田勇太に2打差をつけ単独首位。史上初のルーキーイヤーでの賞金王、81年に倉本昌弘が達成したルーキーイヤーで最多勝利に並ぶ4勝目、尾崎将司と伊澤利光についで史上3人目となる年間獲得賞金2億円超えに王手をかけた。