高知県にあるKochi黒潮カントリークラブで開催中の国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の2日目。大会ホストプロとして巻き返しを図りたい石川遼だったが、1バーディ2ボギーの“73”とスコアを1つ落としトータル1オーバー17位タイに後退した。
石川遼の一打速報で2日目をプレーバック!
あとはパッティングだけだった。初日「原因は分かっている」と話したショットはその言葉通りしっかりと修正され、この日ティショットで大きなミスを出すことはなかった。またセカンド以降もピンを差すショットで多くのチャンスを演出。しかし最後のパットが全くと言っていいほど決まらなかった。
「ストロークのリズムが乱れてしまって…」先週プレーしたオーストラリアの超高速グリーンではゆっくりした速さでストロークするスタイルで好感触をつかんでいた。しかし今大会では下りのラインこそ「イメージが出る」と話したが、上りや逆目などの“重いライン”ではゆっくりしたストロークを維持するのが難しく、結果打ち切れないパットが目立った。
2日目のラウンドで奪ったバーディは最終18番の1つのみ。青空がのぞく好天に恵まれ、風も弱かった2日目には多くの選手がバーディラッシュでスコアを伸ばしたが、パット不振の石川はついていくことができなかった。初日3打差だった首位との差もこの日のラウンドで7打まで広がり、ホストプロとして優勝を目指す石川にとっては非常に厳しい状況になってしまったと言えるだろう。