国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の初日。2週連続優勝を狙った石川遼は3バーディ・5ボギーの“73”とふるわず、2オーバーの48位タイとやや出遅れた。
石川遼の初日全ショットを1打速報でチェック
石川はスタートの10番でいきなりボギーを叩くと中盤に4つのボギーで失速。後半は6番でチップインバーディを奪うなど粘りを見せたものの、2オーバーでの締めくくりに「全体的に合わせていた。ショットもパットも、風の読みも、距離感も全部ダメ。到底納得できないですね。情けないです」と吐き捨てた。
優勝を飾った先週から一転してショットも乱調。「自分では何も変えるつもりはなくても、やっぱり日々変わるものなので」と想定はしていたものの、アイアンショットの当たりが薄くグリーン手前に外す場面が目立った。さらに、バンカーからの距離感にも苦戦。「スピンが入らない砂に合わせていけなかった」とフェニックスCC特有の砂質に最後まであわせることが出来ずボギーを重ねるなどイライラが募るラウンドとなった。
それでも、終盤は粘りのゴルフを続けたことで、浮上のきっかけはつかんでいる。「ガラリと変える必要はないと思う。本当に微妙なところで、ほんのちょっとのズレだと思う」。まずは決勝ラウンドを良い位置で迎えるべく練習場へ足を向けた。