国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の初日。“65”で回った谷原秀人がルーク・ドナルド(イングランド)、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と並んで6アンダー首位タイスタートを切った。
昨年大会は原口鉄也と並んで首位発進
谷原は2010年、2011年大会に続く3年連続の今大会首位発進。これには「全然覚えてない。去年も初日首位だった気がする…くらい」と気にする様子はなかったが、この難コースに相性は悪くない。明日11月16日は自身の誕生日。「最近出遅れていますから。前祝ですかね」と笑顔を見せた。
近年は石川遼、池田勇太といった若手に加え、藤田寛之、谷口徹らベテランが活躍を見せているが、中堅と呼ばれる30代となるとイマイチ影が薄い。その中でも谷原は「お前がもっと頑張れと言われる」と30代を引っ張る存在として期待を寄せられている。しかし、08年に賞金ランキング2位になって以降は、ケガにも悩まされ目立った活躍が出来ずにいる。
「藤田さんも“下がもっと上がってこないと”と言っているし、ジャンボさんからも人づてに言われている」と谷原自身も強い気持ちを持ってシーズンに臨んでいるが、なかなか思うように結果を出せていないのが現状だ。今シーズンは開幕から5試合連続でトップ10に入るなどしたものの、勝ちきれないままシーズンも終盤。「パッティングが入る日もあれば、入らない日もある。狙ったところに打てているけど入らない。まぁ、難しいですよゴルフは」とまだ確たるものを見つけられずにいる。