国内男子ツアー「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」が開幕。今大会初出場の石川遼は6バーディ・2ボギーの“68”で回り、4アンダー36位タイで初日を終えた。
石川は3番、4番とバーディを奪うと、その後もチャンスを量産し上々の立ち上がりをみせる。3アンダーで迎えた9番パー5では、右のフェアウェイバンカーから打ったセカンドショットがグリーン左サイド林の木に“なる”トラブルでボギー。さらに12番でもボギーを叩き1アンダーまでスコアを落としたが、終盤3つのバーディで盛り返しなんとか上位に喰らいついた。
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それでも、4アンダーというスコアに納得はしていない。「悪くはなかったですけど、感覚的にはパープレー。2つの2オンできるパー5、短いパー4とかを考えると、パー68くらいの雰囲気でやらないと上にはいけない」。最終18番パー5は2オンに成功しながらも3パットでパー、そのほかのホールでも短いバーディパットを外すなど、取りこぼしも多かった。
選手のスパイクマークで“荒れた”グリーンでのプレーでグリーン上で苦しむことは午後組の宿命とはいえ、出場138選手中103選手がアンダーを出したバーディ合戦の中では物足りないのが正直なところ。「午前組がグリーンで良いコロガリを出せると思う。そういう意味では楽しみ」。明日こそ“パー68”でアンダーをマークしてみせる。