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「こいつは怪物だ」 蝉川泰果の“ニコニコ”で思い出したレジェンドの神対応【カメラマンの景色】

「こいつは怪物だ」 蝉川泰果の“ニコニコ”で思い出したレジェンドの神対応【カメラマンの景色】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2023年1月12日 08時00分

「大丈夫ですから、大丈夫ですから」
「大丈夫ですから、大丈夫ですから」 (撮影:上山敬太)
新型コロナウイルスの影響がやや残るなか、2022年の国内男女ツアーは概ねスケジュール通りに開催された。各試合でさまざまなドラマが誕生。“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な名場面を紹介する。

日本オープンで優勝を決めた 蝉川泰果のド派手なガッツポーズ【写真】

2022年の男子ツアーを振り返ったとき、蝉川泰果(たいが)の快進撃は避けて通れない。6月に行われた下部の「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」で史上5人目のアマチュア優勝を達成すると、9月にはレギュラーツアーの「パナソニックオープン」で史上6人目のアマチュア優勝。ワンダーボーイの活躍はそこで終わらなかった。

10月の「日本オープン」では、4日間首位を譲らない完全優勝。プロも喉から手が出るほど欲しいナショナルオープンのタイトルを、大学4年生が勝ち取ってしまった。アマチュアでの日本オープン優勝は第一回大会以来95年ぶり。そして、アマチュアでのツアー2勝は史上初の快挙だった。

その日本オープンで蝉川のプレーを「こいつは怪物だ」と思いながらシャッターを押していたのは上山敬太カメラマン。最終日の17番グリーンでの“神対応”を印象的な1枚に挙げる。

3日目を終えて6打の大量リードがあった蝉川。最終日も1、2番を連続バーディとして、2位の比嘉一貴との差は8打にまで開いた。このまま蝉川の独走Vかと思われたが、9番ホールでトリプルボギーを叩き、比嘉がバーディを奪ったことで、その差が一気に4打縮まり潮目が変わる。17番パー3ではついに3打差まで迫っていた。

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