最近のボール部門では本間ゴルフの『D-1』の1強状態が続いている。『D-1』は1ダース2000円台前半の低価格帯でありながらコストパフォーマンスがよかったことで大ヒットしているが、最近は他メーカーの低価格帯ボールも売り上げを伸ばしている。その筆頭がキャロウェイの『ウォーバード』で今週のランキングでは3位に入ってきた。その人気について有賀園ゴルフ NEW杉並店の鷲山史明さんは、次のように話す。

長尺パターは振り子イメージにいいらしい【写真】

「当店でもボールは『D-1』が圧倒的に強いというのが現状です。ただし、『ウォーバード』は新規ゴルファーなど若い世代のゴルファーから人気があるので、リピーターが増えていけばさらに売り上げを伸ばす可能性はあります」

なぜ、『ウォーバード』は若い世代から人気があるのか？

「キャロウェイの『ウォーバード』は初心者向けのエントリークラブセットがよく売れたので、それを購入した人には馴染みがあるブランドになっていることが大きいです。この価格帯のボールを購入する人はロストボールも選択肢に入るのですが、最近の新規ゴルファーは『とにかく安いボール』というよりも『恥ずかしくないボール』ということを意識しているようなので、キャロウェイのロゴが入った『ウォーバード』を選んでいるのだと思います」

競技ゴルファーが打っても「意外と飛ぶ！」という声が多い『ウォーバード』。それだけに飛距離性能はツアーボール以上の手応えを感じることがあるかも？　人気はそのあたりにも潜んでいるのではないだろうか。