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痩せるだけじゃない! 『16時間プチ断食』で体の調子もやる気もアップ【ゴルフと健康】

痩せるだけじゃない! 『16時間プチ断食』で体の調子もやる気もアップ【ゴルフと健康】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年7月21日 15時00分

「22時に入眠して起床が6時だとしたら、午前中は10時までは何も食べない空腹時間とします。そして10時から午後の18時までは何を食べても良い時間にします。そして18時以降、寝るまでの4時間は何も食べない空腹時間です。このパターンを奨めるのは、人間の『サーカディアンリズム』(体内時計)に合った生活様式になっているからです。太古の時代から私たち人類は、夜になって暗闇が訪れると活動をやめて休息の時間としていました。このように、活動してエネルギー消費の多い昼間に食事をとり、休息時間の夜間は食べるものを控えるというパターンは、人間が本来持っている生体リズムに則った形になるので慣れてくると過ごしやすいはずです」

■16時間食べないことで細胞が生まれ変わる

実は、ものを食べない空腹時間を『16時間』に設定した理由はもう一つあって、それが『オートファジー』と関係してくる。16時間食べないことで私たちの体の中ではどういったことが起こっているのか、『オートファジー』とは何なのか、そしてその効果について青木医師に教えてもらった。

「私たちの体は約60兆個の細胞で出来ていますが、その細胞は主にタンパク質で作られています。このタンパク質のうち古くなったものは体外に排出されていくわけですが、中には排出されずに細胞内に残ってしまうものもでてきます。そういった古くなったタンパク質が溜まると細胞は衰えていき、さまざまな体の不調や病気を引き起こす原因となります。

そうならないために、細胞内では、古くなったタンパク質を集めて、それを分解して新しいタンパク質を作る作業が行われています、これがオートファジーです。つまり、古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせる仕組みですね。こうやって細胞が生まれ変わることで、体の様々な器官の機能が活性化し、病気になりにくく若々しい体になるのです」

要するに、廃品を回収してそれを再生利用するリサイクルが体の中で行われている、それが『オートファジー』なのだ。全身の60兆個の細胞のすべてでこの『オートファジー』が行われていることを想像してみよう。チャン・キムの言う『活力』が一日中保持され気力が漲るというのが、本当に体の中で起こっているのだと思えるではないか。

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