近藤智弘は黄色いボールに線を引いて「59」をマーク【写真】
「確かに最近は1ダース4000円前後のボールがよく売れるようになりましたね。当店では『スリクソン TRI-STAR』も売れていますが、キャロウェイの『E・R・Cシリーズ』もすごく人気があります。またブリヂストンは『ツアーB Xシリーズ』が前作以上に大ヒットしたことが、『JGR』の人気にもつながっていると思います」
スリクソンには『スリクソンADスピード』、キャロウェイには『ウォーバード』、ブリヂストンには『ツアーステージ エクストラ ディスタンス』という低価格帯ボールがあるが、あえて中価格帯を選ぶ理由はどこにあるのか?
「なんとなく低価格帯のボールをラウンドに持っていくのが恥ずかしいというゴルファー心理があると思います。特に、最近ゴルフをはじめた令和世代の新規ゴルファーは、ファッションなどにもお金をかけますし、見た目にもこだわりが強い。だから、クラブやボールも最初からちょっと良いものを購入します」
6000円前後のツアーボールはまさにツアープロが求める性能を実現したボールだが、多くのアマチュアゴルファーはそこまでの性能は求めていない。しかし、2000円前後のボールだと打感やスピン量に不満がある。そう考えると中価格帯のボールは最も広いアマチュアゴルファー層をカバーしている。今後は中価格帯ボールのシェアがさらに伸びそうだ。