「あそこで負けたことで勝ちたいという思いが強くなりました」。未勝利のまま年末を迎え、「すべてが足りなかった」とオフは4月の国内開幕に向けてスイングと肉材を改造してレベルアップを図った。その結果が成績につながり、ツアー初優勝を遂げ、賞金王争いを演じるまでに成長した。
1年後の21年11月、苦い経験をした舞台に戻ると「昨年勝っていたら今の位置(賞金王争い)にいたか分かりません。今はプラスに考えています。あそこで負けてよかったのかなと」。敗戦をバネにして大きな成長を遂げた。
昨季は賞金王争いを盛り上げたが賞金ランキング3位でシーズンを終えた。この悔しさをバネに、今季は再びスケールアップをしてさらなる飛躍の予感がする。