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「父兄から情報収集」ジュニアへのクラブ提供には『成績』だけでなく『人間性』も大事【アマチュア担当に聞く】

「父兄から情報収集」ジュニアへのクラブ提供には『成績』だけでなく『人間性』も大事【アマチュア担当に聞く】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年2月1日 15時00分

「当社がアマチュア選手のサポートをする場合、基本は中学生からです。小学生の試合やジュニアのゴルフスクールとかにも行くことはありますけれど、あくまでも将来に向けての情報を取ることが目的で、小学生以下のアマチュアのサポートをすることは非常にレアケースです。サポートする選手を決める場合、まず中学・高校などの地区の試合に出向き、スイング、体格、プレー姿、雰囲気など、当社の基準で評価します。そして、それが一定の基準以上であって、なおかつ『当社の社風に合った選手』であると判断した場合、こちらから声を掛けます」

このモニター候補を探すために担当者が出向く試合だが、中学生の試合と高校・大学の試合では、その動き方が違ってくるという。

「基本的に中学生は個人、高校・大学生はゴルフ部を基本にして動きます。中学生の場合は、基本的には全国大会の成績上位者などを中心に、気になった選手がいた場合、まず保護者の方にお声を掛けてお話をさせていただきます。これが高校・大学になるとゴルフ部の強豪校に付き、当社として魅力的な選手がいたときはまず監督さんにお声掛けをして、それで了承してもらった親御さんなり本人と連絡をとるということになっていきます」

こうして、担当者と保護者が接触した後に双方の合意によってモニターサポートに至るわけだが、その前にクリアしなければならない最重要亊項が、前述の『自社の社風やブランドに相応しいか』という点である。ここで、候補者はある種の“ふるい”に掛けられる。

「いくら強くても、ブリヂストンの社風に合わない選手はモニターサポートの対象にはなりません。そして、まじめで誠実というようなブリヂストンのイメージと親和性がある選手をできるだけサポートするようにしています」

SNSで悪い噂が瞬時に広まる時代である。ブランディングのためには、いくら強くても“マナーが悪いヤンチャ系”という選手は必要ない、むしろリスクになる。企業はそう考える。

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