この初優勝が文字通り“転機”となり、「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で2試合連続優勝を達成。18年は54位、19年は34位だった賞金ランキングはキャリアハイの3位と大躍進を果たした。この大会に優勝した権利で、「WGC-フェデックスセントジュード招待」に出場。初めての海外メジャー「全英オープン」でも4日間戦い抜いた。
初優勝の涙を拭うと世界という大海原が広がった。「来年は積極的に海外に出て、もっと自分自身のレベルを上げて、また来年、日本で賞金王を獲りたい」。木下が目指すステージには、まだまだ上がある。