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豪快な飛ばし屋、チャン・キムはグリーン上では繊細 デシャンボー監修の白いパターシャフトでバーディ量産!【勝者のギア】

豪快な飛ばし屋、チャン・キムはグリーン上では繊細 デシャンボー監修の白いパターシャフトでバーディ量産!【勝者のギア】

配信日時:2021年11月22日 16時36分

今季3勝目を挙げたチャン・キムの14本(撮影:米山聡明、ALBA)
今季3勝目を挙げたチャン・キムの14本(撮影:米山聡明、ALBA)
ダンロップフェニックス 最終日◇22日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7027ヤード・パー71>

伸ばし合いの大混戦となった「ダンロップフェニックス」は、17、18番を連続バーディで締めたチャン・キム(米国)がトータル17アンダーまで伸ばし、追いすがる片岡尚之と木下稜介を1打差で振り切って逆転優勝。賞金3000万円を加えて、賞金ランキングでもトップに立った。そんなチャンのキャディバッグの中身を見てみよう。

こちらが“科学者”監修の白いシャフト【写真】

チャンが10月に勝った「バンテリン東海クラシック」のときのセッティングと比べると、ドライバーと3番ウッドのシャフトを『Tour AD DI』から『Tour AD UB』変更している。『UB』は先端から先中部の剛性を高めることでヘッドの無駄な動きを抑え、強く叩くことができる。グラファイトデザインが公開しているシャフトのイメージチャートを見ると『UB』は『DI』よりも少し低弾道となる。

チャンといえば、16、17、19年シーズンに3度ドライビングディスタンス1位に輝いたツアー屈指の飛ばし屋。11位に入った17年の「全英オープン」ではロンゲストアベレージドライブ部門で1位となっており、その飛距離はワールドクラス。12歳で280ヤード、15歳ですでに300ヤード飛んでいたというから驚きだ。

今シーズンのドライビングディスタンスは307.48ヤードで、幡地隆寛に次いで2位となっているが、「トップで終われたらいいけど、シーズン終盤は良いプレーすることのほうが大事。4番と12番が計測ホールだったけど、飛距離を狙うというより、しっかり堅実にいいショットを心がけた」とチャンは語る。賞金王レースが過熱する秋にシャフトを換えたのは、より確実性を求めてのことだろう。

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