宮里優作、最後まで競るも初優勝はならず…単独2位で終戦

＜カシオワールドオープン　最終日◇27日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,280ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の最終日。悲願の初優勝を狙う宮里優作は、1打差2位からのスタート。首位スタートの高山忠洋と接戦を繰り広げたが、17番でティショットをラフに入れると、セカンドは「高いボールを打とうとして飛びすぎた」と奥のラフへ。そこから寄らず入らずでボギー。最終18番パー5のセカンド、先に打った高山がピンそばにつけイーグルを奪取し終戦。宮里もバーディを奪ったが2打差をつけられ、2位に終わった。

遼、スコア伸ばすも11位タイ「最終戦で一番いいプレーを」

　「高山さんがベタピン、これは入れるしかないと思って打ったらピン方向。これは入るかなと思ったけど、かなり手前で止まってしまいましたね」。09年には18番でアルバトロスを決めたこともあるだけに、周囲も期待したが奇跡は起こらなかった。「僕の課題は経験ですね。自分も良く、相手も良い中での優勝争い中の精神面。今回の経験は次に生きると思います」悔しさと収穫とを手にした戦いだった。

　宮里は単独2位の賞金、2,000万円により賞金ランク22位に浮上。次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」の出場権を得た。「ラッキーですね。もう一回チャンスをもらえたので、予選落ちもないのでまた良い経験をさせてもらえれば」。誰よりも初優勝が期待されている宮里。もし、それがメジャーの舞台なら本人もファンも最高だろう。

【最終結果】
優勝：高山忠洋(-15)
2位：宮里優作(-13)
3位：上田諭尉(-10)
4位T：薗田峻輔(-8)
4位T：冨山聡(-8)
4位T：上井邦浩(-8)
7位T：白佳和(-7)
7位T：藤田寛之(-7)
7位T：尾崎直道(-7)
7位T：小田孔明(-7)
11位T：石川遼(-6)他3名