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14年覇者、竹谷佳孝がインコースで「28」のチャージ! “大波賞”で首位スタート?

14年覇者、竹谷佳孝がインコースで「28」のチャージ! “大波賞”で首位スタート?

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年6月4日 07時00分

日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 初日◇3日◇宍戸ヒルズCC西C(茨城県)◇7352ヤード・パー71>

14年大会の覇者、竹谷佳孝が7バーディ・1ボギーの「65」をマークして、6アンダーで単独首位発進を決めた。高校時代は野球部の1番ショートで活躍した竹谷だったが、腰やヒザの故障に悩まされ2年生の12月に引退。高校を卒業してから体の負担の少ないゴルフでプロを目指した。いまでも故障には悩まされているが、もはや「体の一部」と割り切っている。

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この日は「上手くかみあわずでしたが、けっこう上手い感じで来ていた」と、1番から8番までパーを並べて迎えた9番ティで、とんでもないミスショットが飛び出す。「球を見てなくてすごいヒールに当たって左に行って、180〜190ヤードしか飛んでない」。ドライバーでのティショットで右手がグリップから滑ってトラブルとなり、ボギーとなった。これで前半は「37」で回り、1オーバーで折り返す。ここまではトップに立つ気配はゼロだ。

9番のミスが「良い気づき」になり、「10番からはティショットからセカンドも振り抜く感じに」して猛チャージを開始する。485ヤードの難関10番パー4で、グリーン手前からのアプローチを直接放り込んで初バーディを奪うと、14番までビタビタとピンに絡めて、「言い方は悪いですけど、良いボーナスが来た」と5連続バーディ。終盤の16番と17番でも連続バーディを奪って、後半は7アンダーの「28」。前半の1オーバーとは8打差の“大波賞”で首位に立ち、後の組でも竹谷のスコアを破る選手は現れなかった。

「フェアウェイをキープしていたので良かった」と竹谷は振り返る。5連続バーディについては、優勝した14年大会の最終日に9番から13番までに記録して以来。良いイメージが残っているかと聞かれると、「ないですね」と即答。さらに、「日本プロ、日本オープンを含めて、難しさは3本の指に入ると思います。コースが難しいからではなく、今は球を打つ度に不安な状態だから。それが逆に、ちょっと丁寧にできている部分があるのかなと思います」と自虐的に話す。

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