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こんな状況だけど… 選手会長が掲げる理想は「ファンとの距離が近い試合をつくりたい」

こんな状況だけど… 選手会長が掲げる理想は「ファンとの距離が近い試合をつくりたい」

配信日時:2020年10月21日 12時30分

記者「選手会長という役職についてはどのようなイメージを持っていましたか?」

時松「私は2012年くらいからチャレンジツアー(現AbemaTVツアー)に出場していましたが、その会場にも当時選手会長だった池田さんが来られて、いろんな選手の話を聞いていました。レギュラーツアーの選手からの話もいろいろとあって、それらを調整するのが、大変そうだなと思っていましたし、前会長の石川さんを見ていてもゴルフ以外のことでもやることが多くて大変だなと思っていました」

――

これまで理事にもなっていなかった時松選手に、なぜ白羽の矢が立ったのか。これまで選手会の話を詳しく説明して頂いている池田副会長兼事務局長に聞いてみました。

「石川前会長は、選手会長として2年間やってきたことがありました。会長としてそれまでやってきた事、やりきれなかった事を2020年シーズン以降も継続して進めて行きたいという気持ちがありました。そこで、私に選手会長をやってもらい、それらを引き続き進めて行きたいとの希望があったようです。ただ選手会も事務局に問題を抱えていましたし、私の経験上、それらの業務を会長という役職で、なおかつ兼務して行う事はなかなかむずかしい。それなら若い選手に会長になってもらい、私と石川選手は副会長のポストに収まり、理事全員でバックアップしていこうと言う事になりました。」(池田)

2013年から15年まで3年のあいだ選手会長を経験している池田選手にとって、選手会長は選手会のいわば“顔”。それをサポートし、実務を行うのが理事たちの役目という考えもあり、ツアーでも人気があり実績もある時松選手を会長に立てることに。その結果、石川選手は小鯛選手・市原選手とともに選手会ファンプロジェクトを、池田選手は副会長兼事務局長となったのです。

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