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J・B・パク、初Vがメジャー!終盤ピンチもボール投げで切り替え

J・B・パク、初Vがメジャー!終盤ピンチもボール投げで切り替え

配信日時:2011年6月5日 19時20分

日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 最終日>◇5日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(7,317ヤード・パー71)

 国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」の最終日。決勝ラウンドで爆発力を見せた韓国のJ・B・パクが逆転で優勝を飾った。

勝負どころのパットが…丸山大、1打及ばず2位フィニッシュ

 3日目に“65”を叩きだし2位タイからスタートしたパクは前半2つのパー5で確実にバーディを奪取。トーナメントリーダーの山下和宏が失速するのを横目に安定したプレーを見せ単独首位でバックナインに入る。同組の丸山大輔と1打差で迎えた13番では8メートル、さらに14番でも8メートルのロングパットを沈め、混戦から抜け出すと、15番パー5でも2オンに成功しバーディ。この時点で2位とは4ストロークの差がついた。

 しかし、難コース宍戸は簡単には逃げ切りを許さない。16番で丸山がバーディを奪い3打差。さらに、17番ではティショットを左に曲げると、セカンドは池越えを断念してレイアップ。3打目でグリーンをとらえるも、そこから3パットでダブルボギーとしてしまう。この時点で1打差。ここでパクが意外な行動にでる。カップから拾い上げたボールを池に投げ込み次のティグラウンドへ。誰の目にもイラだっているように見えた。

 しかし、当のパクはいたって冷静だった。「次のホールに行くために、忘れようという意味でやりました。怒っていたわけではありません」ボール投げは一種の切り替えの“儀式”。これで前を向くと、18番は目の覚めるようなティショットでフェアウェイをとらえてみせる。セカンドはグリーン奥にわずかにこぼしたものの、きっちり寄せパー。隙を見せることなく丸山を振り切りツアー初優勝を挙げた。
日程 2011年6月2日-6月5日賞金総額

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