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片山晋呉のミニ大会では、クラブは何本使ってもOK!? 「理由は試合のテンションで試すため」

片山晋呉のミニ大会では、クラブは何本使ってもOK!? 「理由は試合のテンションで試すため」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年7月17日 17時00分

片山のバッグにはドライバーはピンとキャロウェイの2本、パターは長尺と短尺の2本の合計16本が入っていた
片山のバッグにはドライバーはピンとキャロウェイの2本、パターは長尺と短尺の2本の合計16本が入っていた (撮影:ALBA)
片山晋呉が企画し、15、16日の2日間で行われたミニ大会。9人の男子プロが出場して2日間のトータルスコアで順位をつけ、優勝から最下位まで賞金が出る真剣勝負だった。ラウンド後に、トータル13アンダーで2位に入った片山のバッグをのぞいてみると、ドライバー2本、パター2本の計16本が入っているではないか。シンゴさん、これって4罰打では?

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「いいんです。トーナメントがなくてクラブのテストもできないから、クラブは自由に替えてもいいルールなんです。14本でなくてもいいし、ボールだって途中で替えてもいい」。

エーッ、プロなのにそんなのあり? 自分だってエンジョイゴルファーだけど、ちゃんと14本を守っているのに…。それができるならパターは3本くらい持っていきたい…。話を戻そう。この特殊ルールには試合で試さないと、そのクラブが本当に使えるかどうか分からないという理由がある。

「ドライバーのシャフトを1本テストするのにも、練習場や普段のラウンドでは分からない。試合のテンションの中で試して、初めて発見があるんです。この試合を企画したのは、クラブのテストをする場を作りたかったというのもあります。そうじゃないとクラブセッティングがなかなかできない」。

なるほど。この試合に出場した大槻智春も“うん、うん”とうなずいているぞ。アベレージゴルファーなら練習場で打って良かったらすぐバッグに入れるけど、プロの世界ではいくら練習場で良い球が打てても、試合で一発変な球が出たら、『使えない』クラブに仕分けされるのだ。実際、今季から契約フリーになった片山は、「アイアンは4セット、ドライバーは10本、パターは無限」というほどクラブを持ち込んでいて、初日は4ホールでアイアンセットを全部替えている。別の見方をすると、クラブが決まってないのに、2日間でトータル13アンダーを出しているのだ。

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