北海道にある小樽カントリー倶楽部を舞台に開催されている、国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の2日目。この日は強雨のためサスペンデッドとなっていた第1ラウンドの続きが早朝から行われ、石川遼は8番のセカンドショットからプレーを再開した。
昨日7番まで2つボギーを叩いていた石川は、9番パー5でバーディを奪い1オーバーでハーフターン。序盤はティショットに安定感を欠き、なかなかパーオンできない苦しいゴルフとなるも、アプローチとクロスハンドから順手に戻したパッティングでしのぎ簡単にボギーを叩かない。その後はショットの調子を取り戻し13番パー5でバーディ、難関の16番はボギーとしたものの、17番、18番とモノには出来なかったが連続でチャンスにつけるなど切れ味を見せ、第1ラウンドは1オーバー・40位タイでホールアウトした。
石川遼の第1ラウンドの全ショットは「1打速報」で!
17番、18番とチャンスパットが連続でカップに蹴られる上がりにも石川の表情は明るかった。「難しいコンディションでしたが悪いプレーじゃなかったです。グリーン外してもアプローチとパターでカバーできましたし、しっかりと辛抱してラウンドできました」。特に手応えをつかんだのがパッティングだ。
「ここまで3メートルくらいのパットがもう少し決まってくれればというラウンドが続いていましたが、明るい兆しが見えてきました」先週からクロスハンドグリップで右手の動きを矯正してきたことで、順手に握りなおしてもストロークが安定。「右手があんまり機能しないように打つのがわかってきた」ここ1か月の悩みであったパッティングにようやく手応えをつかんだ。