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21年ぶりに大会の歴史を変えた!? 小野田享也の“ナイスボギー”

21年ぶりに大会の歴史を変えた!? 小野田享也の“ナイスボギー”

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年5月4日 19時08分

中日クラウンズ 3日目◇4日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>

今年で60回を迎える「中日クラウンズ」。ある男の一打が、大会の歴史に大きな影響を与えた…。

賞金王は背中で語る【LIVEフォト】

ことが起きたのは、昨日の第2ラウンド終盤。最終組の1つ前でプレーしていた小野田享也がトータル5オーバーで迎えた16番。この時点で予選通過のラインは、十数人が並ぶ5オーバーまでとなっていた。ところが、16番で小野田がバーディを奪って通過のラインは4オーバーに繰り上がり。このままいくかに思われたが、予選ラウンド難易度1位の18番パー4で事件が起こる。ここで2度バンカーにつかまった小野田はボギー。「4オン1パットで、ナイスボギーでした」と冷や汗をかいたが、これにより通過ラインは再び5オーバーに。このスコアに並んだ14人はほっと息をついたことだろう。

小野田と同じ日本大学出身の堀川未来夢も、ナイスボギーに“救われた”一人。「ほとんど予選に落ちたと思って行動していました。レストランに2時間くらいいて、通ったと思ったらまた一度(圏外に)出て。最後の最後で先輩がボギーを打ってしまったので、棚ぼたの予選通過でした」と思わず笑み。ちなみに、思わぬラッキーをここぞとばかりに生かして、この日は5バーディ・ノーボギーの「65」とチャージ。トータルイーブンパー・28位タイに浮上した。

小野田のおかげ(?)で、予選通過は異例の108人(棄権3人を含む)中76人。記録が残る1985年以降では最多となる人数だ。これまで1ウェイが原則とされていたが、明日は時間調整のために21年ぶりに2ウェイでのティオフが決定。思わぬ形で大会の歴史を揺るがすこととなった。

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