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野球の握りで再起へ 丸山茂樹を引退から救ったのは時松隆光の活躍

野球の握りで再起へ 丸山茂樹を引退から救ったのは時松隆光の活躍

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年3月13日 17時09分

ベースボールグリップで再起を図る!
ベースボールグリップで再起を図る! (撮影:ALBA)
都内ホテルで2日間の日程で行われている第5回ゴルフ・イノベーション・シンポジウム。全米ゴルフ協会(USGA)の主催によるゴルフ活性化の会がアジアで初開催されるなか、初日の12日(火)、米国男子ツアー3勝、国内男子ツアー10勝の丸山茂樹が講演に登場。ハンマー投げで2004年のアテネ五輪、12年のロンドン五輪でそれぞれ金、銅メダルを獲得した室伏広治さんとトークショーを行った。

昨年、丸山茂樹がベースボールグリップを初お披露目!【写真】

講演のなかでは、来年の東京五輪で行われるゴルフ競技に向け、「誰にでもチャンスはあるし、日本人でも勝てる可能性はある」と、自身がヘッドコーチを務めるゴルフ日本代表に期待を寄せていることを明かした。といっても、代表選考は来年の競技開幕直前とあって、今は特に五輪に向けての活動は行っていないが、気になるのは、今年9月に50歳を迎える丸山自身の今後だ。

左手親指の亜脱臼に苦しみ、17年には手術。実戦から遠ざかっている丸山だが、今季は日米のシニアツアーへの登録も済ませており、「明言はできないですが」とした上で、出場機会をうかがうことになる。

一昨年、時松隆光が親指に負担のかからないベースボールグリップで活躍をしたことによって、丸山もこれを取り入れ、昨年から本格的に練習を始めた。「まだ、とんでもないミスが出たりするし、厳しい状況などでは前のグリップで打ちたくなってしまう。でも、これに出会っていなかったら引退していたかも」と、救いの手であったことには違いない。

4月には地区オープンながら2日間競技の「千葉オープン」に出場を予定。「本当に久しぶり。どうなるかわからないけど、ベースボールグリップでどこまでやれるか」と、新たな取り組みを試すことになる。

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