安定感抜群! 2018年賞金王のスイングを連続写真で見る
「アドレスもパーフェクトで、スキがない。モデリングすべきスイングですね」。その“スキのなさ”を生み出す要因のひとつが、下半身の安定感だ。「足の間にできる台形の面積が、ずっと変わらない。一番シンプルですが、下半身の安定感が非常に高いことがわかります」。アドレスからフォローまでを見てみると、写真ではインパクト後に飛球線方向を向いているが、足の間の形はほぼ変わっていない。
スキのないアドレス!足の間に出来た台形がフォローまで変わらない
加えてもうひとつ変わらないのが、両肩と腕の間の三角形。「アマチュアだと、腕が引けてしまったりしてこの三角形が狭くなりがちですが、今平選手はここが全くつぶれない。頭を軸とした体幹を使った旋回の動きと、コッキングのタイミングがぴったりと合っているので、切り返しから緩みがないんです。だからしっかりと振り子のように振れている。米ツアー選手と同じような動きをしている、堂々としたスイングです」。
切り返しでも、腕の三角形が潰れずに緩みがない