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優勝して以来の芥屋でのプレー 石川遼、初日の18ホールを振り返る!

優勝して以来の芥屋でのプレー 石川遼、初日の18ホールを振り返る!

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年8月23日 17時43分

RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日◇23日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>

2年前の今大会が最後の優勝となっている石川遼。開幕前にはその2年前よりも「気持ちも盛り上がっているし、16年よりも今の方がより確信的なものは持てている気がする。ドライバー、アイアンともにその時よりも飛距離が出ている」と状態がいいことをアピールした。昨年は出場していないため、優勝して以来の芥屋でのプレーとなった石川の初日の18ホールを振り返りたい。

【LIVE写真】石川遼とソン・ヨンハンのイケメン2ショット

スタート前のアナウンス時に流れる登場曲を選べる今大会。石川はSuperflyの『Force』とともに10番ティに姿を見せた。ノリの良い音楽同様にリズム良く行きたいところだったが、2番アイアンで放った1打目は大きく左へ。さらに2打目を乗せられず、3打目はグリーン奥へ。そこから“寄らず入らず”といきなりダブルボギーを叩いてしまう。

だが、次の11番でフェアウェイの右からつけた奥6mのバーディパットを沈めると、12番(パー3)では左奥4mを沈めて連続バーディ。ダボを帳消しにして、右手で小さくガッツポーズした。

13番(パー5)は手前のバンカーに入れるなど伸ばせなかったが、377ヤードの14番ではドライバーを振り抜き、手前花道左のファーストカットまで運ぶビッグドライブ。ギャラリーから「すげー」という声が上がるなか、これを2.5mに寄せてバーディ。ここでも右手でガッツポーズし喜びを表現。

15番、16番はともにパー。17番(パー3)のティショットでは打った直後に悔しそうな表情を見せる。打球は大きく左へ。そして左ラフからのアプローチも大きくショートしてしまい、再び悔しいそぶりを見せた。結局このスライスラインのパーパットは、ラインに乗ったものの30cm届かずボギーとなる。そして18番(パー5)ではレイアップした3打目を寄せきれず2パットのパー。ダブルボギーからイーブンまで戻したが、パー5を獲れず少し嫌な雰囲気でハーフターンを迎える。

休みなしでバックナインがスタート。1番は再び2番アイアンでティショットすると左のファーストカットへ。そこからピン手前約5mのカラーにつけたが本人はちょっと肩を落とした。このパットはわずかに右に切れてパーでアウトコースへと出る。

続く2番ではフェアウェイ左からの2打目を奥のラフへ。そこからのアプローチはピタリと寄るかと思われたが、芥屋の高速グリーンに乗り2mオーバー。思わず唇をかんだ。このパーパットは左に切れてボギー。再びオーバーパーとなる。

3番、4番をパーとして迎えた5番。ティショットをフェアウェイの右に置くと、同組のソン・ヨンハン(韓国)がトラブルとなり待ち時間がかなりあったが、この2打目をピン右1.5mにピタリ。沈めてバーディとすると、サンバイザーのつばに触り歓声に応えた後、大きく1回うなずいた。

6番(パー5)ではティショットを右ラフに入れると、アイアンでのセカンドショットはグリーン手前のバンカーへ。このバンカーショットは「薄く入りすぎた」と奥のラフまで転がってしまうが、そこからチップインバーディ。右こぶしをギュッと握り締めた。

さらに7番では、ティショットを左のファーストカットへ。打った後、2打目地点へ向かう途中、男性から「遼くん頑張って!」と言われて右手を挙げて応えるシーンも。そんな注目の2打目はピン奥1.5mにピタリ。3連続となるバーディを奪い、右手を挙げてギャラリーに応えた。

8番(パー3)はホールインワンチャレンジと題され、音楽がかかりDJがギャラリーを盛り上げるホール。ホールインワンが期待されたが手前約12mに。グリーンへ向かう途中、DJから「石川選手はかっこいいですね、私と同じくらいに」といじられ白い歯を見せる。ここはしっかりと2パットでパーとする。

難易度の低いチャンスホールの最終9番(パー5)。だが、ティショットを右ラフに入れると2打目は大きくショートして左ラフへ。そこからのアプローチは届かず手前花道。4打目は2度目のチップインバーディを予感させたが、わずかに左をすり抜ける。結局返しを入れてパー。2アンダーで初日を終えた。

この日の18ホールについて「スタートホールで全てが決まるわけではない。バーディでスタートするよりは流れ的に難しいですが、すぐにバーディを2つ獲れたり、最終的に2アンダーで回れたのは自分の状態が悪くない証拠だと思う」と振り返った石川。状態は上向き。2年越しの“連覇”へ、明日以降さらにギアを上げていきたい。(文・秋田義和)

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