韓国のウージョンヒルズCCを舞台に開催されたワンアジア「コロン・韓国オープン」の最終日。
首位と6打差のトータル6オーバー11位から出た石川遼。石川は4番パー3でバーディを先行させると、続く5番パー5でも4日連続のバーディを奪取。8番パー5でも約1.5メートルのパットを沈めさらにスコアを伸ばすと、9番でもチャンスをきっちり決めてトータル1アンダー、暫定3位タイまで順位を上げて後半へ。
上位が伸ばしあぐねる中、このままスコアを伸ばすことができれば優勝にも手が届く位置で折り返すが、10番から短いパーパットを決めきれず痛恨の連続ボギー。14番では1つ取り返すが、15番ではセカンドをグリーン奥の斜面に落としてしまいここでもスコアを落としてしまう。この日は5バーディ・3ボギーの69をマーク。スコアを2つ伸ばしトータル1オーバー、7位タイで競技を終えた。
10番、11番を振り返り「ただ単に下手くそなだけですね」と悔しそうに話した石川。初日からピンポジションが難しく苦戦したグリーンだが「4番、9番は思ったところに、思ったように打てた」と曲がるラインを読みきり、バーディを奪うことができた。そして異国の地でも優勝を狙える位置まで一時は順位を上げることができ、「こういう経験を積むことが優勝につながっていくと思う」と前を見据えた。来週は08年に制した国内ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」に出場。この経験を糧に国内ツアー約2年ぶりの優勝を狙う。