家電量販店などで、最近よく見かけるマッサージガン。これは良さそう! と、買ったはいいけれどイマイチ使い方が分からない……。そんな人も多いのでは? そこで、マッサージガンを愛用しているツアープロに効果的な活用方法を聞いた。
マッサージガンとは、銃のような形状をしたハンディタイプの電動マッサージ器具。ヘッド部分のアタッチメントが高速振動し、筋肉や筋膜を刺激してコリや痛みの元にアプローチする。血行促進や疲労回復などの効果が期待できるとされ、体の柔軟性の低下、コリや痛みなどを感じている世代の強い味方。好きなときに手軽に使えるので、継続しやすいのもポイントだ。シニア世代のツアープロも試合会場に持ち込み、効率良くセルフケアを行っていた。
横田真一
よこた・しんいち/1972年生まれ、東京都出身。97年全日空オープンで初優勝、2010年のキヤノンオープンで13年ぶりの勝利を挙げ、国内ツアー2勝。現在は日本と欧州のシニアツアーに参戦中。
■前屈しながらふくらはぎや太モモの裏をほぐす
「朝イチは足の裏側にある筋がつっぱっているので、ふくらはぎや太モモの裏をしっかりほぐしています。前屈をして、足の裏側の筋を伸ばしながらやるのがポイントです。首を前に曲げておくと、より筋が伸びます。前後に足を開いて足の付け根、鼠径部(そけいぶ)をほぐし、股関節周りを柔軟にしておくことも私は欠かしません」
田中秀道
たなか・ひでみち/1971年生まれ、広島県出身。95年のフィリップモリスチャンピオンシップで初優勝。98年は日本オープンを含め年間3勝、01年も3勝を挙げるなどで活躍。ツアー10勝。
■ストレッチしながら伸ばしたいところに当てる
「スタート前、ストレッチをしながらワキや腰、お尻など伸ばしたいところに当てています。年を取って体が硬くなってくるとギューッと一気に伸ばすのが怖いので、マッサージガンを当てながらゆっくり伸ばしています。ラウンド後にお尻や太モモ周りが張っているときも、部屋でブルブルします。シニアツアーではロッカールームでやっている人が多いですよ。ブルルルルッて音が聞こえますもん(笑)」
日下部光隆
くさかべ・みつたか/ 1968年生まれ、神奈川県出身。95年ペプシ宇部興産、97年カシオワールドオープンなどツアー3勝。2007年にレギュラーツアーを離れ、WASSゴルフスタジオ(東京)を主宰。
■ラウンド後は特に左足の外側をほぐす
「年を取ってくると、スタート前の体の準備に時間がかかるようになります。でも、最初にマッサージガンでほぐしておくとストレッチが短時間で終わるので、今や手放せないアイテムです。ラウンド後は、特に左足の外側をほぐすようにしています」
五十嵐雄二
いがらし・ゆうじ/1968年生まれ、埼玉県出身。プロ入り17年目の40歳のとき、UBS日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズ2009で念願のツアー初優勝をつかんだ。ツアー1勝。
■足の付け根をほぐしてツマ先体重のアドレスに
「日頃から自宅でマッサージガンを愛用。特に、足の付け根はしっかりとほぐしています。ここがコっていると、カカト体重のアドレスになってしまうんです。それと、前腕の内側も念入りにマッサージしています。小指と薬指をしっかり握ってグリップしているので、前腕の内側が疲れて硬くなってしまうんです」
篠崎紀夫
しのざき・のりお/1969年生まれ、千葉県出身。プロ16年目の2007年、全日空オープンで悲願の初優勝を遂げる。シニアツアーでは4勝を挙げ、21年は賞金王のタイトルを獲得。
■ラウンド後に前腕とふくらはぎをケア
「僕の場合は特に左ですが、前腕が張ってしまうのでほぐしています。地面が硬いときや柔らかいときはふくらはぎが張ってしまい、お風呂に入ったくらいではほぐれないので、横になって太モモの周囲とかふくらはぎをマッサージしています」
東聡
ひがし・さとし/1960年生まれ、東京都出身。87年よみうりサッポロビールオープンで初優勝。95年は年間4勝を挙げ、賞金ランク2位に。ツアー7勝、シニアツアー2勝。
■傷めている肩周りをしっかりほぐす
「肩の腱を傷めているので、ほぐしておかないとどんどん固まってしまうんです。肩の周囲を横や後ろから。胸もしっかりほぐします。筋肉が柔らかくなると、腕が上がりやすくなります。やるのとやらないのでは、全然結果が違います」
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