ALBA Net  ゴルフ
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【特別編】引退した米国女子プロゴルファー、第2の人生の見つけ方とは

世界各国で起こるさまざまなゴルフニュースの中から、編集部が厳選して紹介していきます。

配信日時:2017年12月9日 07時00分

写真はオハラのインスタグラムより

写真はオハラのインスタグラムより

「私は夫と家族をつくりたいと考えています。だからゴルフを一生続けていくとは思っていなかったので、ショックは大きくありません。それに引退を(ケガや病気ではなく)自分で選択できてよかった」

そう話すのは2017年9月28日〜10月1日に開催された「マッケイソン・ニュージーランド女子オープン」を最後に現役を引退し、現在、アストン・マーティンのスペシャリストとして働いているテレーズ・オハラ(テレーゼ・コルベック、デンマーク)。

オハラは11歳のときにゴルフを始め、2015年にプロ転向。同年に夫のパトリック・オハラと結婚した。米国女子クオリファイングトーナメント(QT)を経て、2015年、そして2017年の米国女子ツアーに参戦していたが、これといった成績は残せず厳しい年月を過ごした。ツアーに出場するために、夫とも離れた生活を過ごしていた。
テレーズ・オハラ(撮影:GettyImages)

テレーズ・オハラ(撮影:GettyImages)

「3回連続で予選敗退になったときは特につらく、“なんでこのストレスのために彼と離れて苦しい思いをしなくてはいけないの?”と考えました。そして“やりきった”と感じたとき、今の状況を変えなくてはいけないと思いました。」

彼女は引退を決め、次の人生を歩む決断をした。しかし、ゴルフ以外の経験が少ない29歳にとって、仕事を見つけることは簡単ではなかった。就職サイトで仕事を探し、応募もしたが、相手から返事が来ることはなかった。しかし、そんな彼女の運命を変える出来事が起きたのだ。

ロールス・ロイスの販売代理人として働く夫や彼の上司と一緒にランチをしていたとき、彼女の就職の話になった。すると上司からイギリスの乗用車メーカー、アストン・マーティンでスペシャリストを探していると知った。その際は本気に受け取っていなかったが、後日考えた結果、自分がやりたい仕事だと気づき就職を決意。晴れてアストン・マーティンのスペシャリストとなった。

自分の求めていた仕事と出会い、テレーズ・オハラは第2の人生のスタートを切っている。

by CHIE ANDO

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