予防したけれど熱中症にかかった 対処法は?
みなさんも経験があると思いますが、同伴者に具合が悪いとは言い出しにくいですよね。ですから、同じ組のメンバー同士で声をかけ合うなど調子を確認し合うようにしてください。その点、夏のあいだはキャディさんに付いてもらうのも安心です。メンバーの様子に気を配ってくれ、異変が起きても迅速に対応してもらえます。
<対処法>
症状を感じてクラブハウスへ戻ってきたら、涼しいところで休んでください。ゴルフ場の人に声をかけて、医務室などで休ませてもらっても良いです。
休む際は首、脇といった太い血管の通っているところへ氷嚢、冷たい飲み物を当てると体を冷やすことができます。水分補給も忘れず行ってください。
順番がきても打たない、とんでもないプレーをする、呼びかけても反応が鈍いなど普段と違う行動が、熱中症の症状なこともあります。熱中症は死につながるリスクがありますので、ためらわずに救急車を呼んでください。
最後にもう一度「熱中症対策は水分補給、直射日光を避ける、無理をしない」
教えてくれたのは
東海大学医学部付属病院医師。医学博士、日本内科学会総合内科専門医。1993年、慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院内科研修医、北里研究所病院総合内科部長などを経て、2018年から現職。趣味はゴルフとおいしいものを食べること。

