原英莉花のドライバースイング【連続写真】
冬場の風邪の原因について、杉村先生は「ウイルス感染や空気の乾燥による上気道乾燥、寒さストレスによる免疫機能の低下が挙げられます。ただ、プレー中にウイルス感染する可能性は低く、乾燥と寒さによるストレスをケアするのが風邪対策になります」と言う。そこで風邪をひかないためのルーティンを考えてみた。
風邪をひかないルーティン1
行き帰りの車内は、ポータブル加湿器を活用してしっかり乾燥対策
風邪をひかないルーティン2
体温の変化を小さくする機能性アンダーウエアを取り入れる
ラウンド中は、体温を管理して、体全体と血圧の変化を最低限にすること、局所的には筋肉へのダメージを抑えることがポイントになる。そこで体温保護に役立つ、暖かな機能性アンダーウエアが体温の安定に役立つ。また血行の良い部分を寒さから守る耳当てやネックウォーマーも有効だ。
風邪をひかないルーティン3
5度以上の温度変化があったら、いつもより入念なウォーミングアップ
人の体は短い時間では、5度の温度変化にしか耐えられないとされる。いつもより気温が低いところでプレーするなら、当然体温も下がってしまう。そこで早めに出かけて、コースに体を慣らしておきたい。
風邪をひかないルーティン4
ランチのあとは水道水でうがいをする
風邪をひかないルーティン5
プレーのあとは、徐々に体を温めてから湯船につかる
冷え切った体を一気に温めるのは、寒さストレスからの解放というより、むしろ温度変化による過重なストレスをかけることになる。風呂場ではシャワーやかけ湯、体を洗うなどして、ゆっくりと体を温めてから湯船に向かいたい。
イラスト/渡辺隆司
ALBA 810号に加筆