シブコが原英莉花に笑顔で攻撃!【大会ライブフォト】
しかし、その後は調子を取り戻して20年最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では3位タイに。ですが! これで終わらないのが“シンデレラ”。年内最後の海外女子メジャー大会「全米女子オープン」では4位。最終日途中までは首位を走り、再び日本中を沸かせてくれました。女子世界ランキングでは日本勢2番手に返り咲き、五輪出場も期待できる位置につけています。
よく言う“2年目のジンクス”をはね退けるような戦いぶりを見せた渋野。その強さの秘訣について、アマチュアゴルファーに聞きました(調査期間12月17日〜23日、ALBA.Net会員回答数476票)。
思い切りのいいプレースタイル 144票
強気のパッティング 86票
海外ツアーでも物怖じしない明るさ 78票
実力はもちろん!強運の持ち主! 56票
やっぱり笑顔! 50票
アプローチの上手さ 17票
安定したアイアンショット 16票
ティショットの正確性 14票
寄せられたコメントはどれも好意的、ツアールーキーの活躍が目立った20年でも変わらぬ渋野人気の理由が分かる結果となりました。突出したものはありませんが、多様な魅力を持ったスタープレーヤーなこともよく分かります。
パーオン率といった部門別の成績を表わす「スタッツ」に“笑顔”の項目があったら、渋野のランキング上位は間違いなし! 元気をもらっている人は多く、「シブコスマイルが見られると調子もいい!」(43歳女性)。10月の「樋口久子 三菱電機レディス」では周りを和ませよう(?)とおもちゃのヘビを持ち込むなど、茶目っ気もたっぷり。もしかするとあの笑顔には、見ている人をプラスに転じさせる力もあるのかも…、なんて!?
渋野本人は、「もっていたら優勝してると思います」と言っていましたが、全米女子オープンでの最後のバーディ締めを見たら運も“もってる”と感じるのも確か。「例えばオリンピック金メダル候補であっても獲れない人。まったく期待していなかった人が金メダルを獲ることもある。持っている人って、いるものだとつくづく感じます。渋野日向子さんも持っている人の一人だと思います」(61歳男性)。
渋野は20年を、「昨年までに“戻りたい”と思う気持ちから、新たに“作り上げる”という考えになることができた」と振り返っています。苦しい時期を過ごして再び上昇気流に乗りつつある渋野は2021年を、どんなプレーで魅了してくれるのでしょう。来年の今ごろに今回と同じアンケートを行った際、選択肢が増えすぎて困るくらいの活躍を期待して終わろうと思います。
