常住プロは「スイングの土台となる足をサポートするシューズこそ、性能重視で選んだほうがいい。プレーに必要不可欠と考えられるホールド力やグリップ力は、今やどのシューズも標準以上のレベルに達していると言っていい。だから自分はどのプレーを優先するかが、シューズ選びの基準になってくる」という。
「傾斜」では指で地面をつかみ滑らないグリップ力が必須
さらにつけ加えれば、斜面では体重移動を抑える必要があるので、ティショット同様に、足首周りのホールド感が得られるモデルを選ぶようにしたい。
ポイント/足袋のような形状が余計な体重移動を抑える
傾斜に強いグリップが頼りになる2足
足首周りの締めつけ感が最高。多少足下が動いても、動きは制限されるので、適切な体重移動でスイングできる。飛距離アップにも役立ちそうだ。
サイズ:24.5〜28.0cm/重量:約355g(片足25.5cm)/オープン価格(アディダス ゴルフ/アディダス ゴルフお客様窓口 TEL.0570-033-033
指先に自由度があって、地面を足でつかめるような感覚がある。通気性にも優れていて、暑い日のラウンドでも、1日を快適に過ごせる。
サイズ:25.0〜28.0、29.0cm/重量:約340g(片足26.5cm)/¥12,000(アシックス/ダンロップスポーツお客様専用フリーダイヤル TEL.0120-65-3045
グリップ十分なら「ラフ」でもどっしり構えて振りぬける
また、ラフはヘッドが負けるので重心をしっかりと落としてスイングする必要がある。そのため、腰を落としたときにしっくりくるシューズを選ぶことも重要だ。滑りにくく安定したソール形状のモデルを選ぶようにしたい。
ラフでもしっかり振りぬけるグリップ自慢の3足
適正に配置されたスパイクが地面をしっかりとつかんで滑らない。おしゃれなデザインはパンツとコーディネイトもしやすい。
サイズ:24.5〜28.0cm/ 重量: 約380g(片足26.5cm)/オープン価格(キャロウェイアパレル/キャロウェイアパレル TEL.0120-738-884)
スパイクの噛み具合も安定していて、足下がブレない。そしてはき心地も快適で、長い時間歩いても疲れにくいのもいい。
サイズ:22.5〜29.0、30.0cm/重量:非公表/オープン価格(ニューバランス/ニューバランスジャパン お客様相談室 TEL.0120-85-0997)
スパイクレスのソールの構造は、タイヤのグリップ力からヒントを得たという。そのグリップと、歩きやすさはかなりのレベルだ。
サイズ:24.5〜28.0cm/重量:約255g(片足25.0cm)/オープン価格(ブリヂストンスポーツ/ブリヂストンスポーツお客様コールセンター TEL.0120-116613
取材・文/真鍋雅彦 撮影/高橋淳司
ALBA801号より転載