(※ALBA760号掲載記事を転載)
ゴルフ用ストレッチで腰痛への負担が減るぞ
■関節が動くようになってヘルニアからカムバック
13年に初優勝を飾ったものの、2勝目までが遠かった。原因は20代から悩んだ腰痛だ。「背骨から腰椎がボロボロになり痛みが出て医者には『ゴルフは辞めた方がいい』と。もともと関節が硬くてどうにかしたかったんです」。
そこで頼ったのがトレーナーの元孝太氏だ。「肩甲骨や股関節が動かず、腰にしわ寄せが来ていたんです。肩甲骨や股関節が動くようになれば、腰椎を動かさずに無理なく振れるようになるんです」。
二人三脚での体づくりも5年が経過。今では8割の力で260ヤード飛ばせるまでに。ラウンド前にはストレッチを1時間行い、ケアすることを忘れないという。
肩甲骨トレーニング<1>
※左右5回×1セット行う
<ポイント>
旨の筋肉をリラックスさせて大胸筋をストレッチさせるように、前後を連動させると効果的
肩甲骨トレーニング<2>
※左右10回×1セット行う
<ポイント>
勢いをつけて弓を引くようにすれば肩甲骨が使いやすい
重りは軽い物でもOK
股関節トレーニング<1>
※左右5回×1セット行う
<ポイント>
抱え込んだ足と逆の足の腿の前側が伸びているのを感じる。股関節が入りやすくなれば可動域が広くなる
股関節トレーニング<2>
※左右5回×1セット行う
<ポイント>
慣れてきたら足を外に開けば内転筋にも効く。さらに股関節の柔軟性アップに効果アリ!
過去には持病のヘルニアで腰をかばって病状悪化
崎山:ヘルニアを患って股関節が動かないとインパクトで右腰を押せずに左足に乗れません。右腰が外回りして負担がかかっていました
元氏:腰椎を動く方向に持っていく動きはダメ。股関節を使って回すことで負担が和らぎます
プロフィール ー5年間でシニア6勝コンビー
1962年生まれ、愛媛県出身。レギュラー時代は無名だったが、13年シニア初優勝を飾ると15年は年間4勝。シニア通算7勝
■元孝太 氏(はじめ・こうた トレーナー)
これまで崎山のような持病を抱えたアスリートを数多くサポート。様々な症状に対して改善策を提案。大山志保や室田淳も指導
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