笠りつ子が大会期間中、スタッフに対して暴言を吐いた事件。LPGAは厳重注意と新人セミナーの受講を義務づける措置を発表しました。今回の処分に対し、「処分は妥当」と回答した人が半数を超える結果となりました。

今回のテーマは「笠りつ子への処分は妥当？ 甘い？ 厳しい？」
※アンケート回答期間
11月18 日〜11月25日。回答者569人、コメント数76件。

結果は以下のようになりました。

笠りつ子への処分は妥当？ 甘い？ 厳しい？
処分は妥当…55％

処分は甘い…38％

処分は厳しい…7％


⇒詳しいアンケート結果はこちらから

昨年（2018年）の男子ツアーで片山晋呉のプロアマでの態度に対し、不愉快な思いをした招待客が途中で帰ってしまった問題から約1年半後。今度は女子ツアーで笠りつ子がスタッフに暴言を吐き、トッププロとしてあるまじき問題行動が問題となりました。

事が起こったのは今年10月に開催された「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の会場内。クラブハウスの風呂場でタオルが置かれていなかったことに対して、「なんで置いていないのか」とスタッフに詰めより、「頭が固い。死ね」と暴言を吐いたのが主な内容です。

この問題発言に対し、日本女子プロゴルフ協会（LPGA）は厳重注意と新人セミナーの受講を義務づける措置を下すことを発表しました。今回はゴルフファンの皆さんが、処分についてどう思ったのか調査してみました。

結果は「処分は妥当」と回答した人が半数を超えて1位に。大半の人が今回の処分に納得しているようですが、「処分は甘い」と回答した人が38％いたのも事実です。この割合は、片山の問題のときに同じアンケートを採った（片山晋呉のプロアマ問題の処分は妥当？厳しい？甘い？）ときに比べ、倍以上多い数字。今回のほうが深刻な問題だととらえられている人も多いのは確かです。

「処分は妥当」と回答した人たちから上がったのは、「再び活躍する姿をファン、関係者に見せることが償いにつながるから妥当」、「自ら謝罪をしているし、これからどう誠意を見せるのかは本人次第だと思う」など、ゴルファーならゴルフの舞台で信頼を取り戻すべきという意見でした。

「処分は甘い」と考えている人たちからは、「紳士・淑女のスポーツの場では考えられない発言の内容であり、プロゴルファーというより人として最悪な行為なので甘い」、「男子ツアーで問題が起きた後に同じ問題を起こしているので、もっと処分を重くするべき」といった意見が出ました。ほかにも、そもそもゴルフ場が風呂場にタオルを置かなくなった経緯を考えると、女子プロゴルファー全体のマナーがなっていないことを指摘する声も多く聞かれました。

「全英女子オープン」で優勝した渋野日向子ら黄金世代の活躍により、注目度が年々高くなる女子プロゴルフ界に水を差した今回の一件。プロには私たちアマチュアゴルファーのお手本となる行動を、今一度心がけてほしいものですよね。

それでは次回もお楽しみに〜。
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Text by Maaya Yamada