これなら無理して襟を立てているようには見えません
「このポロシャツは、襟がラガーシャツのようなデザインでスタンドカラーです。以前から何回か言ってきましたが、これまでボクはポロシャツの襟をいつも立てていました。ところがちょっと心境の変化がありまして。ポロシャツの、フツーのカタチ、フツーなサイズの襟を立てて着るのは、ちょっとこれ見よがし感が強いかなと思いはじめて…。襟を立てるなら小さめな襟か、同じような効果が狙えるスタンドカラーを選ぼうかと思いはじめました。このポロシャツのカラーなら、襟は立っているような感覚ですが、襟を立てたときのキメキメな感じがありません」。
「ボーダーはカラーの組み合わせでイメージががらりと変わります。これには明るいブルーやイエローなどが入っていないので秋っぽい。こくまろな雰囲気がスマートです。それと胸などにワッペンを使ったアレンジはゴルフウエアにはよくありますが、このところいわゆるラグジュアリーブランドでもワッペンを取り入れたりするところもあって、あらためて注目したいディテールです」。
瀧川修平(ファッションライター)
ファッション誌の編集者を経て独立。ファッションライターとして『LEON』、『MADURO』などで活躍中。ゴルフウエアも含むファッション全般の原稿を手がける。ゴルフウエアの好みは普段着とボーダーレスに着られるようなタイプという。