ALBA Net  ゴルフ
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世界一高いゴルフ場が東京にあった平成2年(1990年)【雑誌「ALBA(アルバ)」で振り返る平成のゴルフ】

【主なできごと】 バブル景気最後の年。今上天皇の即位の礼が行われた。東西ドイツの統一や、『ちびまる子ちゃん』の放送開始など。おじさんくさい言動をとる若い女性を指す「オヤジギャル」が流行語に。<br> 【賞金王/女王】<br> 国内男子:尾崎将司<br> 国内女子:高村博美<br> 米国男子:グレッグ・ノーマン<br> 米国女子:ベス・ダニエル<br> 【平成2年に発行された号】 67号(平成2年1月11日発行)〜90号(平成2年12月27日発行)

配信日時:2019年3月7日 19時00分

ついに「平成」が2019年4月30日を最後に幕を閉じる。
この31年間、ゴルフ界もさまざまな出来事があった。

そこでALBA.Netでは、平成の30年間を走り続けてきたALBA.Netの兄弟メディアである雑誌「ALBA-TrossView(アルバ-トロスビュー)」で、平成のゴルフを振り返る。

ALBA.Netが誕生する前年、平成18年(2006年)までを当時の記事とともに振り返ろう。
1990年4月26日号の表紙は尾崎将司。この時代のゴルフ雑誌の表紙は、ジャンボ尾崎がとても多い。

1990年4月26日号の表紙は尾崎将司。この時代のゴルフ雑誌の表紙は、ジャンボ尾崎がとても多い。

ジャンボ軍団レッスンBOOK【ALBA 74号】

この時、42歳のジャンボ尾崎。

この時、42歳のジャンボ尾崎。

“うまくなりたかったら練習は絶対必要。でも、ただボールを打つだけでは難しい。レベルにあった教科書があってこそ練習が実を結ぶ”

という内容で、ジャンボ尾崎はもとより、健夫、直道、飯合、羽川、金子、東の7人によるとっておきの上達の教科書が掲載された。
ハンデ別の練習メニュー詳細

ハンデ別の練習メニュー詳細

ハンデ別に月曜から日曜日までの1週間、詳細にメニューが作られていた。

浅野ゆう子のゴルフ連載【ALBA 74号】

浅野ゆう子さんの連載、第1回目。

浅野ゆう子さんの連載、第1回目。

「浅野ゆう子のゴルフでパラダイス」というタイトルでの連載がスタート(全7回)。毎回プロにゴルフを教わる内容となっており、初回は芹澤信雄がレッスンを行った。
芹澤信雄によるレッスン

芹澤信雄によるレッスン

その後も芸能人がプロに教えてもらうレッスン企画は何度かあり、その都度その年を代表する有名人が登場してきた。

ゴルフ解説者、実はこ〜んな人【ALBA 75号】

テレビ中継の多かった時代こその企画だった

テレビ中継の多かった時代こその企画だった

「いつも出てくるゴルフ解説者紳士録 話し上手は実はこ〜んな人」というタイトルで、テレビのゴルフトーナメント中継につき物の解説者を紹介。

“普段なにげなくテレビを見ている人だって、解説者の顔ぐらいは知っていると思う。けど解説している人がどんな事を考え、何に注意しながら話をしているかなんて考えたことあります? もしそれがわかったらそれだけでゴルフ番組がすっごくオモシロクなっちゃうと思いません!?

ということで、川田太三さん、戸張捷さん、岩田貞夫さん(故人)、杉本英世さん、松井功さん、村上隆さんの6名を紹介している。
解説者の一問一答で、賞金王・賞金女王争いが混戦していたのが伺える

解説者の一問一答で、賞金王・賞金女王争いが混戦していたのが伺える

“アマチュアにわかりやすいシンプルな解説”や“USツアーのことなら何でもゴザレ”など解説者への取材とともに特徴も記載。

今現在でも解説者としておなじみの戸張さんは「解説者にとって一番大切なこと」という質問に対し、『自分自身がゴルフを愛する事』と回答していた。

読者100人に聞きました【ALBA 78号】

こういった読者への調査企画はいつもリアルな意見です

こういった読者への調査企画はいつもリアルな意見です

この号で始まったのが読者への大調査企画。第1回目のテーマは「メタルウッド」。パーシモンからメタルウッドへの転換期、ものすごいブームで誰もかれも手にしたメタルだが、実際良い結果を生んでいるのだろうか?という内容。

『メタルを使ってみた動機は?』という質問に対して一番多かったのが「方向性を良くしたい」、次いで「試しに使ってみた」「飛距離を伸ばしたい」という結果に。試しに使ってみたという人の大半は、ジャンボ尾崎がメタルによって復活した影響が大きかったそう。

『現在使ってるメタルウッドのメーカーは?』に対しては1位テーラーメイド(44%)、2位マルマン(11%)、3位ミズノ(8%)、4位BS(5%)。

最終結果として、メタルに変えて「成功」が46人、「失敗」が20人、「どちらともいえない」が34人だった。
やっぱり1位はジャンボ尾崎でした

やっぱり1位はジャンボ尾崎でした

3回目には、一番好きなプロゴルファーは? という人気度チェックも行われていた。平成2年7月26日号での調査結果は下記のとおり。

1位 尾崎将司 23人
2位 尾崎直道  15人
3位 倉本昌弘  13人
4位 G・ノーマン 9人
5位 青木 功   8人

「アルバ」ブランドのクラブとボール【ALBA 75号】

ブランド名は小文字で『alba』

ブランド名は小文字で『alba』

新製品、丸ごとキャッチ。のコーナーに載っていたのが、ダンロップの『アルバ』というブランド。クラブはウッドとアイアンがあり、1W、3W、4W、5Wそれぞれ1本1万2,000円と記載されている。他にもボールなども展開。

雑誌でも「今号のアルバおすすめこの一品」と、見開きのど真ん中に大きく掲載されていた。

レッスンもトーナメントも“ビデオ”で見る時代【ALBA 76号】

今はYouTubeやDVD、スマホでもレッスン番組が見られる時代に。

今はYouTubeやDVD、スマホでもレッスン番組が見られる時代に。

「私はビデオで上手くなりました」というゴルフ・ビデオ最大活用マニュアルとして紹介。ラインナップは、

「樋口久子のビューティーゴルフ」
「ドン・ジャニュアリーのスーパーシニア・ゴルフ」
「ジャン・スチーブンソンのゴルフレッスン」
「藤子不二雄のアニメゴルフルールブック」

など。心に残るトーナメントはビデオで何度も再現したいということで、「USオープンゴルフ」や「89マスターズ」のビデオも紹介されている。
ワンポイントの欄が面白い

ワンポイントの欄が面白い

ビデオのレビューとして、初級者・中級者・上級者それぞれに向けての内容案内になっているのがわかりやすくて面白い。買う方も大いに参考になっただろう。

もしアルバがゴル・ドラを作ったら。【ALBA 78号】

編集部の誰かが鈴木保奈美さんのファンだったのでしょうか

編集部の誰かが鈴木保奈美さんのファンだったのでしょうか

平成2年6月28日発売号では、

“最近すっごいゴルフブームなんだけれど、その割にはゴルフを題材にしたTVドラマってなかなか製作されない。そこで取材班がこんなドラマ作ったらけっこう面白いんじゃないの、ってノリで誌上ドラマを作ってみた。”

題名「城ヶ島・夢リング物語」

▼キャスト
浅野ゆう子、石田純一、中井貴一、鈴木保奈美、南野陽子、田原俊彦、宮崎真純、佐野量子

▼特別出演
和田アキ子、芹澤信雄

舞台は業界No.1の売り上げ高の広告代理店・産通・・・


ゴルフ雑誌の概念にとらわれない斬新な企画だった。

世界一高いゴルフ場がある街。【ALBA 83号】

とても大人でカッコいい感じの連載だった

とても大人でカッコいい感じの連載だった

平成2年9月13日初発売号では、「シリーズ街」という連載がスタート。“猫の額ほどの土地に札束が飛び交う”そんな街でのゴルフ事情はどんなものか? 世界で最も人口が多く、物価の高い街としてゴルフ事情をレポートしている。
若洲GL、小金井CC、昭和の森GC、東京よみうりCCなど、有名な場所ばかり

若洲GL、小金井CC、昭和の森GC、東京よみうりCCなど、有名な場所ばかり

▼若洲ゴルフリンクス
当時の12月にオープン予定だった若洲GLを紹介。都が作ったゴルフ場として着工前から問い合わせが殺到し異常な注目度だったと書かれている。“このオープンで少しでも混雑が解消されればいい。ゴルフ人口は増える一方だから”という文言が時代を感じさせる。

▼昭和の森ゴルフコース
今でも定番の同コース。街の中にあって練習場もデッカイ。一丁目一番地のゴルフ場として紹介されている。

▼世界で一番会員権が高い小金井CC(当時)
東京どころか世界で最も会員権が高いゴルフ場で、当時の時価である4億1千万円もする会員権を欲しがる人が大勢いたという。

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