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寒さをしのぐだけじゃない! 可動域&捻転力アップに「カイロ貼り」が最適なワケ

冬ゴルフのお助けアイテム、「使い捨てカイロ」。単なる寒さ対策グッズだと侮るなかれ。実は捻転力を向上させ、スイングの不調を防ぐことができるのだ。とはいえ、適当に貼っては意味がない。スイングの悪化を守るとっておきの貼り場所があるという。「カイロを貼るだけ健康法」を提唱する山内義弘さんに話を聞いた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2026年2月28日 09時00分

寒さ対策としてゴルフでも活用されている「使い捨てカイロ」。貼り方を意識することで、スイングのサポートをしてくれる
寒さ対策としてゴルフでも活用されている「使い捨てカイロ」。貼り方を意識することで、スイングのサポートをしてくれる (撮影:高橋淳司)

カイロの真価は温めるだけじゃない!

冬ゴルフには使い捨てカイロが欠かせない。だが、貼る場所を深く考えずに使っている人も多いだろう。

「カイロは手軽に体を温められる、非常に優れた温熱アイテム。ただし、温めるためだけに使うのは、もったいないです」と話すのは、理学療法士の山内義弘さん。温める以外に、どんな効果が期待できるのだろうか。

「例えば、寒さで肩がすくみやすいという悩みを解決したい場合、腰に貼っても効果は薄い。貼る場所次第で、スイングの悪癖や冬ゴルフならではのお悩み、体調不良を改善させることができます」

ゴルフのパフォーマンス&健康状態向上につながるカイロの“貼り場所”をチェックしよう!

◇カイロを貼るときの注意点
低温やけどを防ぐために、必ずアンダーシャツの上に貼ること。肌が弱い人は、アンダーシャツの上に着たシャツに貼る。熱いと感じたら様子を見て、いったんはがすなど調整を。また、カイロをあちこちに貼り過ぎると、各部位の温め効果が薄れてしまう。下半身、上半身、体幹の3部位以下を目安に、欲しい効果に合わせて貼ろう。

冷えが「可動域」と「感覚」を奪う

寒さによって体にはどんな変化が起きるのか。

「寒いと体は、筋肉を収縮させたり、震わせたりすることで熱を生み出そうとします。上半身は肩がすくみやすく、下半身は貧乏ゆすりをするなどして熱を作ろうとする。これでは、リラックスしてスイングに臨むことはできません」

寒さの影響は指先にも及ぶ。

「冷えて指先の末梢神経が鈍くなると、足下の傾斜などの情報を感じ取る力が低下します。また、脳からの指令を指先に伝える運動神経の働きも鈍くなるため、繊細なタッチが出しにくくなる。脳と指先の“情報の行き来”の両方向に悪影響が及ぶのです」

冷え対策を怠れば、動きや感覚が奪われ、スイングやパッティングの質は下がる一方だ。

肩・背中・外モモが最適解! スイングを守る3大カイロポイント

寒さによるスイング悪化を防ぐには、「肩のリラックス」「股関節の可動域キープ」「胸の回旋」を守ることが大事。骨の上にカイロを貼ることで熱が周囲に伝わりやすくなるので、カギとなる3大カイロポイントを押さえておこう。

肩甲骨上部にある出っぱり「肩甲棘(けんこうきょく)に引っかけるようにカイロを貼る。力んですくみ上がった肩をストンと下げられる(イラスト/内山弘隆)

肩甲骨上部にある出っぱり「肩甲棘(けんこうきょく)に引っかけるようにカイロを貼る。力んですくみ上がった肩をストンと下げられる(イラスト/内山弘隆)

【1】肩甲骨外側
寒さから力んですくみ上がった肩を下げるには、肩周りを温めるのが最適。なおかつ、カイロのわずかな重さが、トップから腕をストンと下ろすのに役立ってくれる。力み知らずのスイングが手に入る!

【貼り方】
肩甲骨上部にある肩に向かって伸びる出っぱり「肩甲棘(けんこうきょく)に引っかけるように、ヨコ向きに貼る。

腰骨のやや下、尻側にある出っぱりが大転子。覆うようにタテ向きに貼ることで、股関節の動きがスムーズになる(イラスト/内山弘隆)

腰骨のやや下、尻側にある出っぱりが大転子。覆うようにタテ向きに貼ることで、股関節の動きがスムーズになる(イラスト/内山弘隆)

【2】大転子
「大転子」とは、太モモのつけ根にある、外側に出っ張った骨のこと。尻や裏モモ、前モモなど股関節周りの主だった筋肉は大転子を経由するため、温めると股関節の動きがスムーズに。下半身をいつもどおりに動かして飛距離のロスを防ごう。

【貼り方】
腰骨のやや下、尻側にある出っぱりが大転子。この出っぱりを覆うようにタテ向きに貼る。

肩甲骨の下あたり、背骨に沿ってタテ向きに貼る。体の回旋がスムーズになる(イラスト/内山弘隆)

肩甲骨の下あたり、背骨に沿ってタテ向きに貼る。体の回旋がスムーズになる(イラスト/内山弘隆)

【3】胸椎
頸椎(首)、胸椎(胸)、腰椎(腰)で構成される背骨の中で、体の回旋を担当しているのが胸椎。温めることで体を回しやすくなる。ちなみに左右の肩甲骨の間には、「褐色脂肪細胞」が多く、温めると自力で体を温める効果が薄れるので、貼るのは避けよう。

【貼り方】
高さは肩甲骨の下あたり。背骨に沿うようにタテ向きに貼る。

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