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キャデラックはEVになってもアメリカン全開! 圧倒的存在感でゴルフ場でも映える

SUV発祥の地、アメリカには、“アメリカンラグジュアリーSUV”というジャンルがあるほど、プレミアムなフルサイズSUVが定着している。その代表格のキャデラックからリリックが登場した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年10月1日 11時30分

街はもちろん、ゴルフ場でも映える“アメリカンラグジュアリー”なキャデラック
街はもちろん、ゴルフ場でも映える“アメリカンラグジュアリー”なキャデラック

SUV発祥の地、アメリカ。“アメリカンラグジュアリーSUV”というジャンルがあるほど、プレミアムなフルサイズSUVが定着している。その代表格がキャデラックで、そんなキャデラックから登場したのがリリックだ。キャデラック初のEVモデルだけに興味津々、その実力のほどは!?

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■フルサイズのボディから漂う重厚感と存在感

リリックはキャデラック初のEVとして登場した。しかも、ガソリンモデルをもたないEV専用車ということで、大いに注目を集めている。フルサイズ、そしてラグジュアリーSUVの代表格キャデラックだけに、EVになるとどうなるのか、確かに気になるところだ。

まずそのサイズから見てみると、全長は4995mm、全幅は1985mmとほぼ5m×2mと、文句なしのフルサイズ。実際に見てもドンと構えた感があって、注目度は高い。一方、全高は1640mmとかなり低めなので、無駄に大きすぎて日本の路上で目立ちすぎることもなく、逆に品の良さを感じさせる理由となっている。

エスカレードなど、キャデラックのSUVというと、直線を基調にした押し出しの強いデザインでお馴染みだが、リリックに関しては曲線をうまく取り入れた今までにないデザインテイストでまとめられている。EV時代のキャデラックをうまく表現していると言っていいだろう。まさにアメリカンラグジュアリーEV、ここに誕生だ。

全長は長く、車高は低めで、伸びやかなシルエットがリリックの持ち味となっている
グリルまわりは「ブラッククリスタルシールド」と呼ばれ、極細のライトなど、新たなキャデラックらしさをアピールしている
タイヤ&ホイールは21インチ。ボディがかなりの大きさなので、足元だけが妙に主張することはないし、デザインはシンプルでクリーンな印象を受ける
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全長は長く、車高は低めで、伸びやかなシルエットがリリックの持ち味となっている

■車内全体が先進性を全面に押し出していないのが好印象

最近のEVは、あえて未来感を重視しない傾向にあり、リリックも同様。EVが特別扱いのものから身近な存在になってきたからだろう

最近のEVは、あえて未来感を重視しない傾向にあり、リリックも同様。EVが特別扱いのものから身近な存在になってきたからだろう

車内の印象はというと、ありがちな先進性や未来感を重視したギラギラした感じはなく、今までキャデラックが培ってきた質のいい高級車のテイストを引き継いでいる。これなら飽きることなく、愛車としてじっくり付き合えるだろう。

そしてなんといってもうれしいのは右ハンドルということ。ボディサイズを考えると、右ハンドルのほうがありがたいのは確か。操作系もシンプルで、33インチの横長モニターに集約されているので操作しやすいのも好印象だった。

写真はオプションとなるレザーシート。ファブリック部分などにはリサイクル材が使用されている
当然、2列目の各クリアランスも余裕たっぷりで、ゆったりと移動できる
基本的な操作は33インチモニターもしくはその下のスイッチ類ですべて可能だ。充電関係の設定などもこちらで行う
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写真はオプションとなるレザーシート。ファブリック部分などにはリサイクル材が使用されている

■ラゲッジは余裕たっぷり! 細かな機能にも注目

ボディサイズからすると当然、ラゲッジは広大。斜めにして楽々積むことができた

ボディサイズからすると当然、ラゲッジは広大。斜めにして楽々積むことができた

気になるラゲッジ容量は793リッターと十分なスペック。後席をたたむと1722リッターまで拡大できる。後席は分割可倒式なので、左右別々にたためて、3人でゴルフ場に向かうのも可能だ。またラゲッジ下にも収納スペースが用意されているのもうれしい。

ラゲッジ側から後席を倒すことができるのは、積み込み時に重宝する機能だ
ラゲッジのフロアを上げるとけっこうなスペースが出現する
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ラゲッジ側から後席を倒すことができるのは、積み込み時に重宝する機能だ

■EVならではのパワーはスポーツカー並み!

ゆったりと流すこともできるし、リリックのキャラクターにはそれが合っている。街にも映えるのでなおさらだ

ゆったりと流すこともできるし、リリックのキャラクターにはそれが合っている。街にも映えるのでなおさらだ

アメリカ本国ではRWD(後輪駆動)も用意されているが、日本仕様は4WDのみ。つまり前後にモーターを搭載するわけでトータルでの出力は522馬力とスーパーカー並みを誇る。その大パワーを4つのタイヤすべてを使って路面に伝えるのだから、その気になれば爽快すぎる加速を楽しむことができる。もちろん2650kgという車重をまったく感じさせず、コーナーでは逆にどっしりとしていて、ブレることもなく不安もない。ただし、そこはアメリカンラグジュアリーだけに、飛ばすのもいいが、大パワーを活かしてゆったりと流すのが似合っているだろう。

そしてEVで気になる一充電あたりの航続距離は510kmと長く、実用上問題になることはないだろう。充電方式も日本市場に合わせているので、日々の使い勝手でとくに問題になることはない。

充電ポートはフェンダーに設置されていて、フタが電動で開くのは高級車の証

充電ポートはフェンダーに設置されていて、フタが電動で開くのは高級車の証

CADILLAC LYRIQ SPORT
◆全長_全幅_全高:4995×1985×1640mm ◆車両重量:2650kg ◆モーター形式:交流同期電動機 ◆総電力量:95.7kWh ◆システム最高出力:384kW(522ps) ◆システム最大トルク:610N・m(62.2kg-m) ◆ミッション:─ ◆WLTPモード一充電走行距離:510km ◆定員:5人 ◆価格:1100万円

写真・文/近藤暁史【MUSHROOM】

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