キャロウェイゴルフのオデッセイが新しく出した“三角ネックパター”。選手たちの感触は?
持ち球のドローボールで飛ばす上田桃子だが、昨年の平均バーディ数3.6237でランク5位という数字が示すように、グリーンを狙うショットにも定評がある。芝の上から打つアイアンで正しくインパクトするための方法を上田本人が教えてくれた。
上田桃子は、国内女子を代表するドローヒッター。そんな上田自ら、縦回転の綺麗なドローを打つための注意点とポイントをご紹介します。贅沢なレッスンをどうぞお楽しみください! 上田桃子(うえだ・ももこ)。1986年生まれ。9歳でゴルフを始めて、翌年に坂田信弘主催の坂田塾に入門。その後、2005年のプロテストで一発合格すると、07年には『ライフカードレディス』での初勝利を皮切りに、年間5勝をマーク。史上最年少で賞金女王に輝いた。08年からは前年に『ミズノクラシック』優勝で獲得したシード資格で米国ツアーに参戦。その後は米ツアーのシードを失うなど苦しんだが、7年ぶりに日本を主戦場とした14年に2勝を挙げた。そこから2シーズンは優勝から遠ざかったが、17年に再び2勝を挙げ、存在感を発揮した。
トーナメントで優勝する者には、光る技がある。その他を抜きん出た技の秘密を本人が語った。
宮崎で合宿を張るチーム辻村の上田桃子と吉田優利が、必勝を祈願してプレゼントされた“だるま”を手にして、今年の目標を語ってくれた。
上田桃子が母娘で仲睦まじくイタリアを旅行したときの写真を自身のインスタグラムで公開。
上田桃子は「コースに出たらアイアンは9割以上がライン出しショット」だと言う。確実にグリーンをとらえピンそばにボールを運ぶ、このライン出しショットではフルショットよりも振り幅が抑えられるが、シャフトを正しくしならせることが重要だ。このしなりを待つことができないと、ラインが出たとしても飛ばないボールとなってしまう。「しなりを待つ」とは?
ティショットはフェアウェイをキープ、残り距離は150ヤード以下。アイアンを手にしたら、ピンに絡むショットでグリーンをとらえたい。上田桃子はコースに出てアイアンを持ったら、9割以上がライン出しショットを打つという。そして、「ライン出しは究極のボディターンです」と話す。ピンに絡めるライン出しショットで、気をつけるべきポイントを上田に教わった。
確実にグリーンをとらえ、ピンそばにボールを運ぶプロたちのアイアンショット。女子ツアーで指折りのショットメーカーである上田桃子は言う。「コースに出れば、アイアンショットは9割以上がライン出しです」と。ということは、グリーンに確実に乗せるアイアンショットが打ちたいならばライン出しショットをマスターするのが近道。バーディチャンスを増やすライン出しショットの打ち方を上田に聞いた。